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彦坂尚嘉 Naoyoshi HIKOSAKAの《第163万8400次元》e-leaning ArtStudiesのブロマガ レビューを見る

New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

  • 著者 : New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
  • 学問・文化・芸術

『世界侵略:ロサンゼルス決戦』という映画が、多くの人が面白いと言う反応をしているにもかかわらず、私にはつまらなくて、古いと感じたと書きました。多くの人の反応というものを、私はそれほど重視しません。それよりもこの映画の古さが問題なのです。

その理由は、この映画の様態が、《液体》状態だからです。
つまり古い近代の様態で作られているのです。にもかかわらず《超次元》~《第51200次元》という多層性もあるのです。

つまり古い近代映画は、《超次元》~《第50次元》までしかないし、多層であっても《超次元》~《第100次元》までしかないのです。ですからこの『世界侵略:ロサンゼルス決戦』というのは、古い近代映画ではなくて、明らかに今日のハリウッド映画の多層性をもっている力作なのです。が、にもかかわらず、様態が《液体》状態で、わざっと古い戦争映画を意識して作られているのです。

《液体》というと、実は村上隆の作品も液体であって、この『世界侵略:ロサンゼルス決戦』と同じような古さをもっているのです。古さをもっているが故に、多くの人に面白いと評価されている。

しかし村上隆が意識して模倣したジェフ・クーンズの作品の様態は、プラズマなのです。

多くの人に面白いと評価されるのなら、それで良いとも言えますが、にもかかわらず、古い表現に留まっているという保守性は、私にはつまらなく見えます。多くの人が嫌いでも、新しいプラズマの状態になっているジェフ・クーンズの作品の方が、村上隆よりも面白いのです。私自身は、ですからプラズマの作品を作ることが、現在美術であると思います。

この様態を問題にする視点は、実は社会学的にも、芸術論的にも議論されないできています。しかし様態論から見ると、分からなかった事が分かるのです。

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