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2011-09

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《第6次元》《第8次元》を主潮とする日本文化(校正1) - 2011.09.09 Fri

久しぶりにnegaDEATH さんから、コメントをいただきました。
日本文化というものの本質を指摘した質問で、大変に興味深いものがあります。


negaDEATHです。

彦坂様 

「ザ・ウォーカー」はシネマレビューサイトでの平均評価は10点満点中、5.73点とかなり低く、興行としては失敗に終わった作品でした。



彦坂尚嘉責任による[ 「ザ・ウォーカー」 ]の芸術分析

《想像界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》


《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現。
プラズマ/気体/液体/固体/絶対零度の5様態をもつ多層的な表現


《シリアス・アート》《気晴らしアート》の同時表示。
《ハイアート》と《ローアート》の同時表示。
シニフィアンとシニフィエの同時表示。
理性脳と原始脳の同時表示

《透視映画》オプティカル・イリュージョン【A級映画】

《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》
《形骸》《炎上》《崩壊》のすべてが有る。

貴族の芸術と、大衆の芸術の同時表示。

作品空間の意識の大きさが《グローバル》である。
鑑賞構造があって、それは《驚愕》《信仰》である。


【negaDEATH】
以前紹介されていた「プレデターズ」も、平均評価は5.49点でさらに悪く、映画ファンの間では完全に駄作として扱われています。このような作品を芸術という観点から再評価されている記事は非常に面白いです。







彦坂尚嘉責任による[ 「プレデターズ」]の芸術分析

《想像界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》


《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現。
プラズマ/気体/液体/固体/絶対零度の5様態をもつ多層的な表現


《シリアス・アート》《気晴らしアート》の同時表示。
《ハイアート》と《ローアート》の同時表示。
シニフィアンとシニフィエの同時表示。
理性脳と原始脳の同時表示

《透視映画》オプティカル・イリュージョン【A級映画】

《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》
《形骸》《炎上》《崩壊》のすべてが有る。

貴族の芸術と、大衆の芸術の同時表示。

作品空間の意識の大きさが《宇宙》である。
鑑賞構造があって、それは《驚愕》《対話》である。




【negaDEATH】
彦坂さんは北野武の映画はご覧になられた事がありますか?私は北野監督の初期作品である「3-4X10月」「あの夏、いちばん静かな海」「ソナチネ」を芸術映画として高く評価しています。



彦坂尚嘉責任による[ 「3-4X10月」 ]の芸術分析

《想像界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》


《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現。
プラズマ/気体/液体/固体/絶対零度の5様態をもつ多層的な表現


《シリアス・アート》《気晴らしアート》の同時表示。
《ハイアート》と《ローアート》の同時表示。
シニフィアンとシニフィエの同時表示。
理性脳と原始脳の同時表示

《透視映画》オプティカル・イリュージョン【A級映画】

《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》
《形骸》《炎上》《崩壊》のすべてが有る。

貴族の芸術と、大衆の芸術の同時表示。

作品空間の意識の大きさが《近代国家》である。
鑑賞構造があって、それは《驚愕》《信仰》である。





彦坂尚嘉責任による[ 「ソナチネ」 ]の芸術分析

《想像界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》


《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現。
プラズマ/気体/液体/固体/絶対零度の5様態をもつ多層的な表現


《シリアス・アート》《気晴らしアート》の同時表示。
《ハイアート》と《ローアート》の同時表示。
シニフィアンとシニフィエの同時表示。
理性脳と原始脳の同時表示

《透視映画》オプティカル・イリュージョン【A級映画】

《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》
《形骸》《炎上》《崩壊》のすべてが有る。

貴族の芸術と、大衆の芸術の同時表示。

作品空間の意識の大きさが《近代国家》である。
鑑賞構造があって、それは《驚愕》《信仰》である。


【negaDEATH】
今回の記事のテーマでもある「抑制された色調」というモノが、この3作品には際立っています(俗に「キタノブルー」と称されています)しかし逆に言えば、それは刺激が無く退屈なものであるため、上記の作品はどれも興行的には失敗に終わりました。特に海外から高い評価を受けた「ソナチネ」は、日本での興行収入が8千万円で制作費の5分の1以下の結果に終わり、1週間で上映が打ち切られる映画館もあったそうです(ちなみに「ソナチネ」が上映された93年当時にヒットした邦画は「ゴジラvsモスラ」「REX 恐竜物語」「水の旅人 侍KIDS」などです)





彦坂尚嘉責任による[ 「ゴジラvsモスラ」 ]の芸術分析

《想像界》の眼で《第8次元 信仰領域》の《工芸》
《象徴界》の眼で《第8次元 信仰領域》の《工芸》
《現実界》の眼で《第8次元 信仰領域》の《工芸》


《想像界》の表現。
固体の表現


《気晴らしアート》
《ローアート》
シニフィエの表現。
原始脳の表現

《原始映画》ペンキ絵映画【B級映画】

キッチュ

大衆の芸術。

作品空間の意識の大きさが《村》である。
鑑賞構造が無い。《娯楽》《見せ物》《気晴らし》






彦坂尚嘉責任による[ 「REX 恐竜物語」 ]の芸術分析

《想像界》の眼で《第6次元 自然領域》の《工芸》
《象徴界》の眼で《第6次元 自然領域》の《工芸》
《現実界》の眼で《第6次元 自然領域》の《工芸》


《想像界》の表現。
固体の表現


《気晴らしアート》
《ローアート》
シニフィエの表現。
原始脳の表現

《原始映画》ペンキ絵映画【B級映画】

キッチュ

大衆の芸術。

作品空間の意識の大きさが《村》である。
鑑賞構造が無い。《娯楽》《見せ物》《気晴らし》






彦坂尚嘉責任による[ 「水の旅人 侍KIDS」 ]の芸術分析

《想像界》の眼で《第8次元 信仰領域》の《工芸》
《象徴界》の眼で《第8次元 信仰領域》の《工芸》
《現実界》の眼で《第8次元 信仰領域》の《工芸》


《想像界》の表現。
固体の表現


《気晴らしアート》
《ローアート》
シニフィエの表現。
原始脳の表現

《原始映画》ペンキ絵映画【B級映画】

キッチュ

大衆の芸術。

作品空間の意識の大きさが《村》である。
鑑賞構造が無い。《娯楽》《見せ物》《気晴らし》




Re: 《第6次元》《第8次元》を主潮とする日本文化
negaDEATH 様

> 「ザ・ウォーカー」はシネマレビューサイトでの平均評価は10点満点中、5.73点とかなり低く、興行としては失敗に終わった作品でした。以前紹介されていた「プレデターズ」も、平均評価は5.49点でさらに悪く、映画ファンの間では完全に駄作として扱われています。このような作品を芸術という観点から再評価されている記事は非常に面白いです。

興行的に失敗した事は、私にも予想出来ます。
「ザ・ウォーカー」は、『北斗の拳』の模倣作品ですが、しかし模倣してレベルを上げているのです。見るのも苦しい程の抑制であり、しかもその基本にあるのはキリスト教の信仰としてのバイブルの存在、つまりバイブルというのは神そのものです。言葉が神なので、そういう事なのですが、日本の観客の多くが、バイブルを読んだ事も無いのですから、つまらなくしか思えないのは当然です。
 つまり北斗の拳が空手文化を基調にしているのに対して、聖書そのものへの信仰を基調にしたアクション映画なのです。しかも根底にあるのは西部劇の枠組みです。

「プレデターズ」も、たいへん奇麗な映画ですが、日本の観客が求めるものはキッチュであり、低俗映画なのに、ここにあるのは低俗なフリをした高級映画なのでした。そのことが最高に面白いのに、それを鑑賞する力は、日本人の教養の低さでは無理なのです。

日本の大衆が求めるものは、あくまでもキッチュな娯楽であって、低俗性のある娯楽しか求めていないのです。そこには高級な文化への根深い恐れとコンプレックス、そして忌避があります。


> 彦坂さんは北野武の映画はご覧になられた事がありますか?

最初の『この男凶暴につき』からHANA-BIまで、全て見ていて、評価は高いです。

> 私は北野監督の初期作品である「3-4X10月」「あの夏、いちばん静かな海」「ソナチネ」を芸術映画として高く評価しています。

私も「3-4X10月」はすばらしいと絶賛致します。

>今回の記事のテーマでもある「抑制された色調」というモノが、この3作品には際立っています(俗に「キタノブルー」と称されています)しかし逆に言えば、それは刺激が無く退屈なものであるため、上記の作品はどれも興行的には失敗に終わりました。特に海外から高い評価を受けた「ソナチネ」は、日本での興行収入が8千万円で制作費の5分の1以下の結果に終わり、1週間で上映が打ち切られる映画館もあったそうです(ちなみに「ソナチネ」が上映された93年当時にヒットした邦画は「ゴジラvsモスラ」「REX 恐竜物語」「水の旅人 侍KIDS」などです)

ヨーロッパの観客の教養の高さが、日本には無いのです。
その理由は、つまり北斗の拳が空手文化を基調にしているのに対して、聖書そのものへの信仰を基調にしたアクション映画なのです。根底にあるのは西部劇の枠組みです。

単純化して言えば、ヨーロッパは文明であるのに対して、日本は文明が無くて、原始であるという事です。吉本隆明的に言えば、日本の大衆の元像には、原始社会が生きていて、日本人は黄色い猿なのです。黄色い猿として、動物的な原始能の娯楽を求める気持ちが強くあるように思えます。 それはそれで良いのであって、無理してヨーロッパ化しなくても良いのです。

私は『HANA-BI』も美しい「キタノブルー」であったと思います。浅草芸人の北野武がこの映画をつくって、しかし日本人はこれを観に行かない人が多くいるという所に、日本の文化の限界があります。しかし限界があるのは日本だけではなくて、アメリカでも、フランスでも、イタリアでも、それぞれの国の限界があります。限界があるという事は、避けがたい事なのです。





彦坂尚嘉責任による[ 『HANA-BI』]の芸術分析

《想像界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》


《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現。
プラズマ/気体/液体/固体/絶対零度の5様態をもつ多層的な表現


《シリアス・アート》《気晴らしアート》の同時表示。
《ハイアート》と《ローアート》の同時表示。
シニフィアンとシニフィエの同時表示。
理性脳と原始脳の同時表示

《透視映画》オプティカル・イリュージョン【A級映画】

《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》
《形骸》《炎上》《崩壊》のすべてが有る。

貴族の芸術と、大衆の芸術の同時表示。

作品空間の意識の大きさが《近代国家》である。
鑑賞構造があって、それは《驚愕》《信仰》である。

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プロフィール

New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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