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2011-12

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ロンドン・コーリング/ザ・クラッシュ - 2011.12.10 Sat

次のYouTube画像は、頭がのろいので、飛ばして、クラッシュのライブから見てください。ロンドンコーリングが抜群です。






2002年12月に夭逝したザ・クラッシュの中心メンバー、ジョー・ストラマーの追悼特別ライヴ。2003年2月のグラミー賞授賞式で行われた。ヴォーカルを受け持った前­面の4人は向かって左から、スティーヴ・ヴァン・ザント(E ストリート・バンド)、デイヴ・グロール(元ニルヴァーナ、現フー・ファイターズ)、ブルース・スプリングスティーン、エルヴィス・コステロ。テンションが高いライヴだ。怒りにみちた演奏に涙腺がゆるむ。

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自殺した美術家の作品に見る崩壊 (3)・・・ロッソ・フィオレンティーノ - 2011.12.10 Sat

ロッソ・フィオレンティーノ(Rosso Fiorentino 、1495年 - 1540年)はイタリア出身の画家で、後期ルネサンスのマニエリスムの時期の美術をフランスに伝える役割を果たした画家であります。」

ヴァザーリの名将列伝の中で書かれている作家の一人です。フィレンツェの生まれで、はじめ、同じマニエリスムの巨匠であるポントルモと同じ工房で修業しました。1524年ローマに移住し、ローマからヴェネツィアを経て、フランスに赴き、フォンテーヌブロー城の改築に関わります。

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 この唯一ヴァザーリによって自殺した作家と書かれています。自殺したと言われるのは46歳ですが、当時ロッソ・フィオレンティーノは、名声が高く、多くの注文をこなしている成功した大作家なので、何故に自殺をしたのか?と言う疑問がわきます。
 
 次の作品はロッソ・フィオレンティーノの『十字架降架』(1521 ヴォルテラ美術館)です。この絵画は、彦坂尚嘉の芸術分析では、《超次元》~《第51200次元》まである作家です。《第51200次元》というのは、この宇宙の外部に出た意識なのですが、ここまで超多層の内的な世界を持つ人は、実は非常に不安定なのです。その不安定性が、自殺を生み出したと思います。 

Rosso Fiorentino. Deposition. 1521ブログ

その細部を見ると、マリアにしても、脇の人物でも、その表情は、たいへんに優れた感情豊かなものです。

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作品を見ると、その表現は、盛期ルネッサンスのレオナルド・ダ・ヴィンチの『ジネヴラ・デ・ベンチの肖像』のような能面の様な表情とはちがって、悲しみや絶望を激しく描き分けているものです。

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画は、彦坂尚嘉の言語判定法でのアートの格付けでは、《超次元》~《第50次元》までしかありません。これは実は小津安二郎の映画の、抑制された世界と同じ幅のアートの格付けなのです。つまりそれは、第51次元以下の人間の下品で下等な心的次元を切り捨てて抑圧した世界なのです。

ginevraブログ
レオナルド・ダ・ヴィンチ『ジネヴラ・デ・ベンチの肖像』
レオナルド・ダ・ヴィンチの《超次元》~《第50次元》に比較すると、格段に幅の広い超多層な芸術表現なのです。


 ロッソの髪の毛は赤くて、風貌は上品で、態度は真摯で、慎重で、しかも賢明であったということです。ロッソの作品は絵画だけではなくて、インテリアデザイナーとも言うべき総合的な美術ワークで、高い評価を受けたのです。
 しかし有名な美術家となっても、自分の気性を制御できなかったようです。殴り合いのけんかをする激しさがあったのです。友人との激しい喧嘩は、友人が盗みを働いたという間違った判断であったためで、それを恥じて毒をあおって死んだのです。

 この無謀なまでの激しさは、《超次元》~《第51200次元》までを描く人物だからです。芸術絵画の構造は、実は画家の人格の構造と深く連動しているので、この絵を描いた人物の顔には、同じく《超次元》~《第51200次元》が有るはずです。
 ということを手がかりにして、ロッソ・フィオレンティーノの描いた人物像を探して、彦坂尚嘉が自画像では無いかと推察するのは、次の絵画です。

 rosso-fiorentinoブログ


 さて、彦坂の推理が当たっているかどうかは分かりませんが、とにかく《超次元》~《第51200次元》の顔を持っている人物は、《第51200次元》という宇宙の外部に出ているまなざしを持っているせいか、不安定で自殺や自滅をする傾向があるように思えます。

 実例をあげると、一人は漫才の横山やすしです。彼は自殺ではなくて死因は「アルコール性肝硬変」でしたが、51歳の若さで自滅的な死を迎えています。この横山やすしの天才性は、彦坂尚嘉のアートの格付けでは《超次元》~《第51200次元》であって、それ故に不安定であったと考えられます。

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 もうひとりは落語家の2代目桂枝雀です。上方落語界を代表する人気噺家となっていましたが、1999年3月に59歳で自殺を図り、意識が回復する事なく4月19日に心不全のため死去しています。この人の芸はすばらしいのですが、この人も《超次元》~《第51200次元》であって、それ故の不安定さが自殺にいたったように思います。

もう一人《超次元》~《第51200次元》の顔を持つ人物をあげると、ジャクソン・ポロックです。

pollockブログ

もっとも《超次元》~《第51200次元》の人格を示す人物だからと言って、かならずしも自殺するわけではありません。実例を一人挙げると「ソウルの神様」と呼ばれたレイ・チャールズです。

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レイ・チャールズは、盲目のリズムアンドブルースの黒人歌手ですが、75歳で天寿を全うしています。もっとも20年間にわたって麻薬を常用していて、1965年に3度目の逮捕後、ロサンゼルスの更生施設に入所、ヘロインを絶つことに成功しています。つまり麻薬を常用していたという意味では、才能に満ちた《超次元》~《第51200次元》の人物というのは、やはり極度に不安定な人格であるといえるかもしれません。

さて、レオナルド・ダ・ヴィンチを超えているマニエリズムのアーティストの価値を再評価すべきであるとおもうので、最後に自殺したというロッソ・フィオレンティーノの残した《超次元》~《第51200次元》の絵画を紹介します。

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自殺した美術家の作品に見る崩壊(2) ・・・石田徹也 - 2011.12.10 Sat

もうひとり、若くして鉄道の踏切事故で亡くなった石田徹也を見ておきましょう。美術家に限りませんが、ポロックの自動車事故もそうですが、事故と自殺の区別はつけにくいところがあります。ここで石田徹也を取り上げるのは、自殺だとして決めつけようという意思は私には全くありません。経歴を見ても多くの美術展で受賞していて、31歳で自殺をする必要は無かったと言えます。
 ただ残されたその作品を見たときに《第16次元 崩壊領域》があって、崩壊領域の絵を描き続けたように彦坂尚嘉には見える作家の死への帰結ということで、作品を観察しようと言うことだけです。

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1973年静岡市焼津に生まれる。
1992年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科入学。
1995年第六回グラフィックアート『ひとつぼ展』グランプリ受賞
1996年 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。
1997年 JACA日本ビジュアル・アート展1997グランプリ受賞。
1998年 キリンコンテンポラリーアートアワード奨励賞受賞。
2001年 VOCA展2001奨励賞受賞。
2005年5月23日、逝去 
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自殺した美術家の作品に見る崩壊 (1)・・・清水誠一と鴨居玲 - 2011.12.10 Sat

以下は、2011年12月11日(日) 10:00-10:45に、日本ラカン教会の日本 ラカン協会第11回大会で発表したものです。ラカンの思考を背景にして、ラカンの用語を言語判定法として使用しているものです。当初は、自殺と、《象徴界》の崩壊が、明確にできると思っていたのですが、実際に自殺したアーティストの作品を言語判定法で見る限り、そうした例は、石田徹也が《現実界》の絵を描いていると言うことに見られるくらいでした。

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人間はいくのもの矛盾の中で生きていますが、その一つが死でありましょう。死と言っても老衰や病死、そして事故死というものと、自殺はちがった様相を呈します。

画家の自殺をあつかって、その死に関連するかに見えるような絵画表現を考察することで、自殺に至る精神のありようの一端を示せればと思います。

清水誠一

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清水誠一と言う画家は、私の友人でありました。生まれたのは1946年昭和21年で、私と同じ年の生まれです。ですので初期の作品から発表を見てきています。自殺したのは 2010年12月7日です。コンクリート・ブッロックに鉛筆でドローイングした作品で1977年にパリ青年ビエンナーレ展への参加した現代美術の作家ですが、1991年のソヴィエト崩壊後に、いわゆる現代美術や抽象美術、前衛美術が終わってしまうと言う状況を体現していった作家で、晩年は具象画に回帰していました。

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Mark Painting1976 

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お通夜に出席しましたが、アトリエに残された最後の作品3点は、崩壊状況を示している作品で、彦坂尚嘉の言語判定法によるアートの格付けでは《第16次元 崩壊領域》というものでした。

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最後の3点の作品のひとつ

彦坂尚嘉責任のの言語判定法による[清水誠一の最後の作品]芸術分析

アヴァンギャルドアートでは無い。
伝統的芸術である。
現代アートではない。

《想像界》の眼で《第16次元》のデザインエンターテイメント
《想像界》の眼で《第16次元》のデザインエンターテイメント
《想像界》の眼で《第16次元》のデザインエンターテイメント

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界がある多層的芸術。ただし《サントーム》はない。
固体/絶対零度の2つの様態の芸術。したがってプラズマ/気体/液体の3つの様態は無い。

《シリアスアート》である。《気晴らしアート》では無い。
《ハイアート》である。《ローアート》が無い。

シニフィエとシニフィアンの両面をもつ芸術。

理性脳と原始脳性の両面のある芸術。

《原始平面》の作品
ペンキ絵
【B級芸術】。

《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》《形骸》《炎上》《崩壊》の概念梯子がない。

《原デザイン》《デザイン》・・・の概念梯子が有る。

《原大衆芸術》《原イラストレーション》《原シンボル》の概念梯子が有る。

《原-装飾》《装飾》・・・の概念梯子が無い。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《原-工芸》《工芸》が無い。

キッチュであって、《真性の芸術》ではない。

芸術空間の意識の大きさが《村》である。

鑑賞構造が無い。《愛玩》《対話》《驚愕》《瞑想》《信仰》《総合》のすべてが無い。

情報量が0である。
クリエイティヴでは無い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
情報量がゼロであるものを初めて見つけた。


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最後の3点の作品のひとつ 《第16次元 崩壊領域》の作品

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最後の3点の作品のひとつ 《第16次元 崩壊領域》の作品

最後の作品が崩壊領域の絵になっていることを分かっていただくために、その前の《第1次元 社会的理性領域》の作品と並べますので見比べてください。

清水誠一16次元/1次元

《第16次元 崩壊領域》    《第1次元 社会的理性領域》


最後の崩壊領域の作品は、背景が不思議な様相を持っています。水が滝壺に流れ落ちていくかのような、そんな感じの背景になっています。

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《第16次元 崩壊領域》の作品は、自殺間際にだけ描かれているわけではありません。
それ以前にも死に臭いのする作品を描いていました。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

鴨居 玲

次に挙げるのは、鴨居 玲という画家です。
1928年昭和3年生まれで、1985年昭和60年9月7日に、57歳で自殺しています。

戦後の1946年 金沢市立金沢美術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)に入学して、洋画家の宮本三郎に師事しています。そして1950年 団体展の二紀会同人に推挙されています。1958年、ついで1964年に渡欧しています。1968年に妹のデザイナー鴨居羊子の紹介で知り合った司馬遼太郎と交友
しています。1969年に安井賞を受賞して、1971年から3年間はスペインにアトリエをかまえて制作に没頭しています。1985年、神戸の自宅で排ガスで自殺しています。創作に行き詰まり、たびたび自殺未遂を繰り返した末の死であったということです。

その作品を見ると、死へと傾斜する傾向の強いものがあります。

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 出を待つ(道化師) ]1984年


自殺した1985年の自画像は、特に強く死を予感させますが、この作品も彦坂尚嘉の言語判定法による分析ですと、《第16次元 崩壊領域》の作品です。

肖像1985年

彦坂尚嘉責任のの言語判定法による[鴨居玲の最後の作品]芸術分析

アヴァンギャルドアートで有る。
伝統的芸術ではない。
現代アートである。

《想像界》の眼で《第16次元》の《真性の芸術》
《想像界》の眼で《第16次元》の《真性の芸術》
《想像界》の眼で《第16次元》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界がある多層的芸術。ただし《サントーム》はない。
固体/絶対零度の2つの様態の芸術。したがってプラズマ/気体/液体の3つの様態は無い。

《シリアスアート》である。《気晴らしアート》では無い。
《ハイアート》である。《ローアート》が無い。

シニフィエとシニフィアンの両面をもつ芸術。

理性脳と原始脳性の両面のある芸術。

《透視画面》の作品
オプティカルイリュージョンの作品
【A級芸術】。

《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》《形骸》《炎上》《崩壊》の概念梯子が有る。

《原デザイン》《デザイン》・・・の概念梯子が無い。

《原大衆芸術》《原イラストレーション》《原シンボル》の概念梯子が無い。

《原-装飾》《装飾》・・・の概念梯子が無い。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《原-工芸》《工芸》が無い。

《真性の芸術》であって、キッチュではない。

芸術空間の意識の大きさが《近代国家》である。

鑑賞構造が有る。《愛玩》《対話》《驚愕》《瞑想》《信仰》のすべてが有る。

情報量が100である。
クリエイティヴである。


格付け 表1

格付け 表2-2
格付け 表2

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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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