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2012-02

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芸術における様態の問題/『世界侵略:ロサンゼルス決戦』 - 2012.02.21 Tue

『世界侵略:ロサンゼルス決戦』という映画が、多くの人が面白いと言う反応をしているにもかかわらず、私にはつまらなくて、古いと感じたと書きました。多くの人の反応というものを、私はそれほど重視しません。それよりもこの映画の古さが問題なのです。

その理由は、この映画の様態が、《液体》状態だからです。
つまり古い近代の様態で作られているのです。にもかかわらず《超次元》~《第51200次元》という多層性もあるのです。

つまり古い近代映画は、《超次元》~《第50次元》までしかないし、多層であっても《超次元》~《第100次元》までしかないのです。ですからこの『世界侵略:ロサンゼルス決戦』というのは、古い近代映画ではなくて、明らかに今日のハリウッド映画の多層性をもっている力作なのです。が、にもかかわらず、様態が《液体》状態で、わざっと古い戦争映画を意識して作られているのです。

《液体》というと、実は村上隆の作品も液体であって、この『世界侵略:ロサンゼルス決戦』と同じような古さをもっているのです。古さをもっているが故に、多くの人に面白いと評価されている。

しかし村上隆が意識して模倣したジェフ・クーンズの作品の様態は、プラズマなのです。

多くの人に面白いと評価されるのなら、それで良いとも言えますが、にもかかわらず、古い表現に留まっているという保守性は、私にはつまらなく見えます。多くの人が嫌いでも、新しいプラズマの状態になっているジェフ・クーンズの作品の方が、村上隆よりも面白いのです。私自身は、ですからプラズマの作品を作ることが、現在美術であると思います。

この様態を問題にする視点は、実は社会学的にも、芸術論的にも議論されないできています。しかし様態論から見ると、分からなかった事が分かるのです。
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『世界侵略:ロサンゼルス決戦』/日本軍のロス攻撃の幻影 - 2012.02.21 Tue



地球を侵略してきた宇宙人と戦う戦争映画です。
レンタルビデオ屋のゲオで、ようやく新作では無くなって80円で借りられたので見ました。80円というのも驚異的な安さです。

見た理由は、ジャケットが《超次元》~《第51200次元》まである超多層の映画だったからです。《超次元》~《第51200次元》あるという表現は、今日では、かなり多く見られるようになっています。

評判は良い映画です。多くの人が面白かったと評価していますが、私はつまらなかった。


非常にまじめに作られている戦闘映画なのですが、まるで昔の戦争テレビ映画の『コンバット』を見ているような古さがあるのです。

その理由は様態が《液体》映画だったからです。この様態については、次回、もっと詳しく書きたいと思います。

監督は『テキサス・チェーンソー ビギニング』のジョナサン・リーベスマン。キャストは『アバター』のミシェル・ロドリゲスで、やたらにまじめに力演しています。『アイ,ロボ­ット』のブリジット・モイナハンなど、脇役も悪くはない映画です。しかし古い。

何故に古いのか?

それはこの映画が、実はエイリアンの宇宙戦争物では無くて、実は日本軍がロスアンジェルスを攻撃したという、アメリカの被害妄想を描いた映画だったからです。

実際に、戦前の1942年2月25日に日本軍がロスアンジェルスに上陸して侵略したという『Battle of Los Angeles』という騒ぎがあったのです。

日本海軍の空襲を信じたアメリカ陸軍が対空砲火を中心とした迎撃戦を展開、その模様はラジオ中継されアメリカ西海岸をパニック状態に陥れたという事件でした。

現実には日本海軍は攻撃していなくて、アメリカの被害妄想が生んだ幻の大事件だったのです。詳しくは以下のwikiを読んでください。


http://ja.wikipedia.org/wiki/ロサンゼルスの戦い




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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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