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裁かるるジャンヌ - 2013.06.07 Fri




大学院の授業で、無声映画の傑作を見て来ていますが、デンマークのカール・ドライヤー監督の『裁かるるジャンヌ』はすばらしいものです。

私は学生時代に見ていますが、それは不完全版でした。

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ところが1984年にオリジナルプリントが発見されて、2005年、日本において紀伊国屋書店から発売されたました。それを5月31日(金)に見ました。非常にきれいです。大傑作で、深く感動しました。

なんと、この無声映画の時代に《超・高温プラズマ》になっているのです。

さて、この映画を作ったソシエテ・ジェネラール・ドゥ・フィルム社というのは、興行的な失敗で倒産していますが、いろいろな事情はあったようですが、素晴らしすぎるこの名作は、大衆向きでは無かったようです。

大衆の好みということで、私はコカコーラの研究をしてみました。そして分かったことですが、ここには大衆的な味覚の一つの定番的な結論があって、《想像界》だけで《3201次元〜6400次元》のものです。

それは、わかり安く言うと、「出がらしのお茶」と同じ世界です。重要な事は、水よりも、味覚的に「出がらしのお茶」にほうがストレスが低いのです。フロイト的に言うと、ストレスが低いものに快楽があります。

無声映画の大傑作『裁かるるジャンヌ』は、コカコーラや「出がらしのお茶」とは正反対の、濃厚な玉露茶です。玉露茶はストレスが高すぎて、多くの人には嫌われるのです。だから映画会社ソシエテ・ジェネラール・ドゥ・フィルム社は、倒産したのかもしれません。もちろん別の理由・・・カソリック教会が嫌ったことも大きかったと思いますが・・・。

カール・ドライヤー監督の『裁かるるジャンヌ』は、人生観が換わるほどの名作ですが、約半世紀弱を経て、オリジナル版を見ることができて、私は幸せです。これだけでも私が生きてきた意味があります。

さて、「出がらしのお茶」に快楽を見る大衆的な感性と、濃厚な玉露茶に意味を見たカール・ドライヤー監督という存在の落差・・・。それは《人生の不幸》の問題でありました。カール・ドライヤー監督は不幸だったのです。

幸せな大衆は「出がらしのお茶」に快楽を見て、不幸なカール・ドライヤー監督は、芸術を必要とした。

芸術の傑作作品を嫌う人を、何人もたくさん見て来ましたが、それは《不幸》の問題なのかもしれません。

そういう意味で、今日の大衆社会に於いて重要なのは、ストレスのもっとも低い快楽である「出がらしのお茶」とコカコーラではないでしょうか?

芸術を嫌う人に、芸術を教育することはできません。幸せの人に、《人生の不幸》について教えることはできないからです。
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ニーチェと水

ニーチェが気がおかしくなる数カ月前に書いた自伝『この人を見よ』の中で嗜好品について語っていて酒、コーヒー、紅茶と色々あるけど結局は水、真水がいいといってますね。
およそ精神的であることを望む人間であれば酒は厳禁でありコーヒーも駄目、紅茶も飲むのであれば濃い方がいいそうです。
ともあれ“私の場合、精神は水の上に漂うのだ”といって水を讃えています。
もしニーチェが今も生きていたらコカコーラのようなものは最も嫌ったでしょうね。

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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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