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山塚 アイとジョン・ゾーン(校正1) - 2011.10.05 Wed

時代そのものの温度が上がって、水(H20)の比喩で言うと、液体の水の状態が沸騰したというのが1960年代後半で、
その結果として気体化し、さらにプラズマ化するのですが、そのプラズマ化をもっとも果敢に示したのが、
ジョンゾーンの音楽でした。その中に日本人の山塚 アイがいました。

こういうヴァンギャルドの音楽を聞き苦しいと思う方の気持ちは分かりますが、約四半世紀の前の音楽であって、もはや古典であるのです。古典どころか、もはやアヴァンギャルドは骨董であるのです。

まず、山塚 アイとジョン・ゾーンそしてフレッド・フリスというすごいメンバーの演奏です。

フレッド・フリスはヘンリーカウや、アートベアーズの創設メンバーで、両方ともに、私は大好きでした。




ネイキッド・シティ(NAKED CITY)は、ジョンゾーンが1989年に結成したユニット。
ジョン・ゾーン(Alto Sax)、ビル・フリセル(Guitar)、ウェイン・ホーヴィッツ(Keyboards)
フレッド・フリス(Bass)、ジョーイ・バロン(Drums)の5人。
加えて山塚アイがヴォーカルとして頻繁にゲスト出演しています。



ベルリンの壁の崩れた1989年、そしてこの年に村上隆の最初の個展が開かれますが、
この新しい時代の幕開けに登場したジョンゾーンの新しい展開は、きわめて新鮮で、私は熱狂したのでした。



彦坂尚嘉責任による[ John Zorn & Naked City with Eye - NYC live]の芸術分析

アヴァンギャルド音楽である。

《想像界》の耳で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の耳で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《現実界》の耳で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》


《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現。
プラズマ/気体/液体/固体/絶対零度の5様態をもつ多層的な表現


《シリアス・アート》である。気晴らし音楽性は無い。
《ハイアート》である。ローアート性は無い。
シニフィアンの音楽である。シニフィエ性は無い。
理性脳の音楽である。そして原始脳の音楽性は無い。

《透視音楽》オプティカル・イリュージョン【A級音楽】

《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》
《形骸》《炎上》《崩壊》のすべてが有る。

貴族の芸術である。大衆の芸術では無い。

作品空間の意識の大きさが《グローバル》である。
鑑賞構造があって、それは《驚愕》《対話》《信仰》である。愛玩や瞑想は無い。


前衛音楽が停滞した1975年以降の状況の中で、ジョンゾーンは突出した音楽家でしたが、
しかし、そのアヴァンギャルド性は、1991年以降の状況の中での中で、さらに加速して行きました。1991年、ペインキラー(PAINKILLER)結成。それはすばらしいものでした。



この1991年という同じ年に、もう一枚のペインキラー(痛み止め)が出現しています。それがハードロックバンドのジューダスプリーストの名作『ペインキラー』でした。こちらは大衆音楽で、芸術性は無く、気晴らし音楽なのですが、ここにも超次元から6400次元の音楽が存在したのです。ここにも時代のプラズマ化とその苦痛の表現が音楽として出現していたのです。この娯楽音楽にも、私は恥ずかしながら熱狂したのです。



彦坂尚嘉責任による[ Judas Priest - Painkiller ]の芸術分析

娯楽を目的とした大衆音楽である。

《想像界》の耳で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の耳で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》
《現実界》の耳で《超次元》~《第6400次元》の《真性の芸術》


《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現。
プラズマ/気体/液体/固体/絶対零度の5様態をもつ多層的な表現


《気晴らしアート》である。シリアスな音楽性は無い。
《ローアート》である。シリアスアート性は無い。
シニフィアンの音楽である。シニフィエ性は無い。
理性脳の音楽である。そして原始脳の音楽性は無い。

《原始音楽》ペンキ絵的な音楽【B級音楽】

《原芸術》性はある。しかし《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》の概念梯子はない。

大衆の芸術である。しかし貴族の芸術性は無い。

作品空間の意識の大きさが《グローバル》である。
鑑賞構造があって、それは《驚愕》《対話》《信仰》である。愛玩や瞑想は無い。



さて、再び山塚 アイに戻ります。





山塚 アイを知ったのは、ジョンゾーンのアルバムを通してでした。
正直言って、その限りでは山塚 アイをおもしろいとは思いませんでした。
このブロマガの次の有料ブロマガでは、山塚 アイの美術家としての面を見ながら、
その優れた音楽性を芸術分析していきたいと思います。
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● COMMENT ●

NAKED CITYの演奏は素晴らしいですね。

ノイズ系バンドは80年代に現れた「SPK」くらいしか私は解らないです。
精神病院の看護師と患者の2人で結成したバンドです。
(後に患者の方が自殺して、事実上バンドは解散します。)

恐ろしく暗い曲ばかりで何度も聞きたくは無い音楽ですが、
学生時代に友人に勧められて、唯一好んで聞いていたノイズでした↓
http://www.youtube.com/watch?v=G9b89PFYZ5g&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=Q2Bi3cYFeck&feature=related

Re: タイトルなし

ネガデス様

コメントありがとうござい。
「SPK」はすごいですね。
取り上げさせていただきます。

彦坂尚嘉


> ノイズ系バンドは80年代に現れた「SPK」くらいしか私は解らないです。
> 精神病院の看護師と患者の2人で結成したバンドです。
> (後に患者の方が自殺して、事実上バンドは解散します。)
>
> 恐ろしく暗い曲ばかりで何度も聞きたくは無い音楽ですが、
> 学生時代に友人に勧められて、唯一好んで聞いていたノイズでした↓
> http://www.youtube.com/watch?v=G9b89PFYZ5g&feature=related
> http://www.youtube.com/watch?v=Q2Bi3cYFeck&feature=related


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プロフィール

New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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