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あいちトリエンナーレ2013の タイトルとコンセプト - 2011.10.24 Mon

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先日の記者発表で、
あいちトリエンナーレ2013の
タイトルとコンセプトを発表しましたので、
下記にお知らせいたします。

五十嵐太郎

***

揺れる大地―われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活
Awakening―where we are standing ?:earth, memory and resurrection

 あいちトリエンナーレ2013は、多くの来場者が訪れ、成功をおさめた2010年の第一回に続くものであり、期待を受けながら、ニ度目の開催に向かって船出しました。しかし、現在は荒波の時代です。大地が激しく揺れた東日本大震災が引き金となって、自然の恵みをもたらしてきた海が沿岸の街を襲い、原発の事故も発生しました。日本が大きな試練を迎え、転換を迫られるなかで、このトリエンナーレは世界に文化を発信する国際展となります。したがって、先端的な芸術の動向を紹介する第一回の長所を継承しつつも、荒波を越えていくための新機軸や時代性を織り込んでいきます。

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 19世紀末にゴーギャンは「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」という題名の絵を描きました。これに対して、今度のトリエンナーレは「われわれはどこに立っているのか」を考えたいと思います。当たり前だと思っていた根拠を失い、既成の枠組が変動するとき、自らが踏みしめる大地=アイデンティティがどうなっているかを確認する必要があります。この問いは、場所の固有性を具体的に考えることにもつながると考えます。美術館の箱の中とは違う、街に染みだしていく祝祭的な風景は、あいちトリエンナーレの特徴ですが、新しく芸術が介入することで、都市の可能性を開くだけではなく、作品を通じて、すでにわれわれが立っている日常的な場を再発見すること。場所の力を引きだし、空間の意味を変えるのは、美術や建築だけではありません。このトリエンナーレでは、パフォーミング・アーツの分野においても、視覚芸術との実験的な統合を試みながら、いま、ここでしか体験できない空間を生みだします。

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 多くの犠牲者を出した3.11のカタストロフに遭遇した後、アートに何ができるか、という議論がおきました。これは日本だけの問題ではありません。さまざまな意見があるでしょうが、芸術がなすべき役割のひとつは、人類が生みだした最強の文化的な記憶装置として過去を忘れないようにすることでしょう。そして記憶を呼び戻し、希望を復活させること。われわれが再び歩きだし、青い空を見上げることができるように。このトリエンナーレは、固有の場所に結びつく記憶と復活を通じて、アートの力を社会に問いかけ、われわれが生きる街の輝きを増していくことをめざします。

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五十嵐太郎様

彦坂尚嘉です。
上記拝読いたしました。
今日の状況に対する緊迫感のあるあいちトリエンナーレ2013のコンセプトで、
感銘を受けました。
このような『揺れる大地』というタイトルも今までにないもので、
『人間と物質』という1970年の毎日ビエンナーレ以来の、非常に強いメッセージ性のあるものです。

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副題の『われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活』という連鎖も、
展覧会の内容の多様性と、そして救心性もていて、最近のぬるい企画とはちがっていて、
美術が再び前衛生をよみがえらせる力を感じさせます。

ご多忙で、ご苦労も多いと思いますが、
くれぐれもご健康の気おつけて、
2013年の実現に向けてご自愛ください。
お成功をお祈りいたします。

彦坂尚嘉









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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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