topimage

2017-10

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

格差是正デモ - 2011.10.25 Tue

アメリカの格差是正デモについて、どの程度までの共感を示して良いのかと躊躇するものがあったが、下記に引用したダイヤモンドオンラインの記事で、ふっきれた気がした。アラブの春の革命の進展とともに、根本的に新しい時代が始まろうとしていると考えられるのです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
情報出典:ダイヤモンドオンライン
http://diamond.jp/category/s-beyond_valley

全米に広がる格差是正デモの驚くべき組織力
ウォール街占拠を訴える人々をつなぐもの


 OccupyWallStreet(ウォール街を占拠せよ)のデモとその機運が、燎原の火の如く全米に拡大している。

 OccupyWallStreetは、そもそも9月17日頃に始まったアメリカの金融システムに抗議するデモだ。リーマンショック以来の危機から立ち直れずにいるアメリカ経済。失業率は高止まりし(9月は9.1%)、どんなに仕事を探しても職にありつけない人々が方々にいる。さらに追い打ちをかけるように、食糧やガソリンなどの生活必需品の値段が上がり、生活はますます厳しくなっている。

 ところが、ウォール街に目を向けると、100万ドルの年収をもらって当たり前とでもいうような相変わらずの振る舞い。サブプライムローン問題で世界経済を苦境に陥れた過去などおかまいなし。ウォール街だけではない。大企業のトップの多くは、今でも数百万ドルもの報酬を得ている。

 いったい、この貧富の格差は何なのか。突き詰めて言えば、その思いがデモに参加している人々の動機だろう。政策に大きな影響を及ぼす企業の権力を制限し、民主主義をマネーゲームから解放して、普通の人々の生活を守るものに戻して欲しい――。それが、デモの参加者たちが唱えている「We are the 99%.(われわれ普通の人間こそ、この社会の99%の成員だ)の真意である。

 さて、デモ自体は目新しい手法ではないが、このOccupyWallStreetにはテクノロジーの活用法を含めて組織化の優れた手法が多数用いられており、われわれも大いに学ぶところがある。

 たとえば、ウェブサイトひとつとっても、その整然とした様には驚くべきものがある。デモの主旨はもちろんのこと、ネットフォーラム、参加者へのスケジュールの通知、寄付希望者の手続き方法、参加者の分布図などが容易に見渡せる。誰かテクノロジーに強い人間がバックについているのだろう。

 OccupyWallStreetが占拠するズコッティ・パークに行けば、この運動をうまく機能させるための組織構造が周到に整備されていることもわかる。

 事務局のような役割を果たしているのは、ニューヨークシティー・ジェネラル・アッセンブリーというNPO。ここが毎日会議を開いて、今後の活動や日々の細かな運営方法を決めている。ただし、会議には誰でも参加できるようになっている。OccupyWallStreetは、リーダーのいないデモ活動、すなわちコンセンサスによって行動する集団を標榜しているからだ。

参加者全員が集う総会は、毎日午後7時に開かれる。そこで、現場の運営(活動、食糧、衛生問題など)に関する告知が行われる。それ以外に、団結集会とか、家族参加日とか、オープンフォーラムなど種々の催しものが開かれている。これに加えて、飛び入りで、ヨガのグループがセッションを開いたり、政治家やセレブが現場を訪れてスピーチをしたりと、まるでお祭りのようにイベント続きである。

 参加者の間で委員会も作られている。直接行動委員会、食糧委員会、インターネットワーキンググループ、財務委員会、広報委員会、アートおよびカルチャー委員会、広報委員会などなど。それぞれのバックグラウンドを生かして、行動規範を作ったり、プレス対応をしたり、ポスターを制作したりしている。寄付された食糧を受け取り分配する係もいる。

 テクノロジーに強い人間がいるはずと先述したが、国際ハッカー集団のアノニマスも力を貸しているようだ。参加者にペッパースプレーを吹きかけた警官たちの名前をインターネットで公開して、彼らに抗議するようにネット上で呼びかけたりしている。リアルとバーチャルの両方で、OccupyWallStreetは組織化され、後方支援を受けているのだ。

 自然発生的に広がっていったOccupyWallStreetは、まるで新しい共和国のような様相を呈している。最初は失業者やホームレスたちの集まりと見られていたが、そのうち若者や学生も加わり、整然と組織化されていった。組織といっても、弱肉強食のウォール街の流儀とは正反対のもの。話し合いを通じて、合意形成を図り、それを実践していくというものだ。

「アラブの春」で用いられた「非暴力的市民不服従」の考え方も生かされている。暴力を使って抗議したり、相手に襲いかかったりするのではなく、周到な計画に基づいてデモ行動を起こし、不服従を貫くというやり方だ。

 今やアメリカでは、ウォール街の金融業界は国民を苦しめる独裁者のような存在として一般社会にイメージ付けられてしまった感がある。中東・アフリカで始まった反体制運動が、まさかこのような形で自分たちに跳ね返ってこようとはウォール街の住人たちも予想だにしていなかったことだろう。
スポンサーサイト

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kb6400.blog38.fc2.com/tb.php/170-4a913675
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

アートスタディーズ特別シンポジウム  «  | BLOG TOP |  » 私性表現が芸術であるということ(重要加筆)

ブロマガ

月刊ブロマガ価格:¥ 6400

紹介文:

ブロマガ記事一覧

ブロマガを購入する

購入したコンテンツは、期限なしに閲覧いただけます。

プロフィール

New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (85)
6次元アートの限界 (0)
ポストモダンのアメリカ美術 (11)
気体分子ギャラリー (34)
アートスタディーズ163万8400次元 (97)
映画 (31)
日記 (54)
音楽 (84)
海外の《超次元》アーティスト (4)
訃報 (4)
《第6400次元》真性の芸術 (5)
喜劇 (3)
彦坂尚嘉 の作品 (15)
状況と変動 (134)
告知 (81)
作品の発表 (6)
美術系ラジオ (33)
顔 (6)
人間の研究 (35)
芸術分析 (22)
皇居美術館 (0)
自殺 (2)
アニメーション (2)
味覚 (0)
歴史 (3)
復刻:『美術評論』 (1)
独裁者 (1)
第51200次元 (1)
建築系美術ラジオ/建築系美術ラジオ (3)
建築 (6)
美術テレビジョン (4)
オークション (53)
ギャラリーショップ (0)
ウェブショップ (1)
絵画論 (3)
固体の美術 (1)
特上のラップ (3)
異端美術研究会 (1)
アート論 (3)
反復-2007 (0)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。