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固体の美術 - 2011.10.29 Sat

negaDEATH13 さんからコメントをいただきました。

グーグルアースを使った山口さんの風景画、新しい発想で素晴らしいですね。

ただ、何故これが「現代アートではない」のでしょうか?
私の認識では、完全に現代絵画として観ていました。
もう少し詳しく、彦坂さんのご説明を伺いたいです。


sagarmatha01ブログ

一番大きな理由は、作品の様態が《固体》になっているからです。

しかし、普通に社会的に現代アートとされている作家でも、《固体》や絶対零度の人は、何人もいます。

下に挙げるのは、思いつくままに、上げたもので、それ以上の他意はありません。彦坂尚嘉の場合、これらの作家も、厳密な意味では現代アートの作家であるとは思っていないのです。


currin.jpg
アメリカの画家で、カリン


img_01.jpg

やなぎみわ


keiji.jpg
白髪一雄


shigeotoya.jpg
戸谷成雄

彦坂尚嘉の正直な気持ちでは、これらの作家をふくむ多くの固体作家を、現代アートであるとは考えていません。

これらは前ー近代の古い体質の作家であり、作品だと思います。

しかし現実の社会の中では、むしろこれらのアーティストとその作品こそが、現代アートであり、芸術であると認識されています。

つまり《固体》という前近代性をもっている質を、芸術性であるとして、多くの人々が信じているのです。

私は、その人々の意見を否定する気持ちはありません。
いろいろな考え方があって良いと思います。

しかし私の考えでは、これらの作家は前近代性に依拠していて、古いのです。根本において、現代のアートであるとは、思えません。

繰り返しますが、そうは思いますが、それはあくまでも私の考えであって、社会の考えではありません。

芸術に対する思考は、個人思考と、社会通念では、別のものなのです。

そういう私の視点では、山口俊郎さんの作品も《固体》という様態に依拠しているものなのです。







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● COMMENT ●

詳しく解説して頂きありがとうございます。

仰る通り、上記で挙げられている作品は、制作の試み(チェーンソで削る、足で描く等)に新しさを感じますが、様態自体は古いものですね。しかし、私自身もこの《固体》という前近代性には非常に魅力を感じています。多くの人を説得する力があるので、依存してしまうアーティストが多いという事も頷けます。

Re: タイトルなし

> 詳しく解説して頂きありがとうございます。
>
> 仰る通り、上記で挙げられている作品は、制作の試み(チェーンソで削る、足で描く等)に新しさを感じますが、様態自体は古いものですね。しかし、私自身もこの《固体》という前近代性には非常に魅力を感じています。多くの人を説得する力があるので、依存してしまうアーティストが多いという事も頷けます。

そうですね。私にとっては、深刻な問題ですね。

>現代アートの作家であるとは思っていないのです。

私は聞かれてもいないのに答えますが
芸術は総合点で評価すべきだと思います。「新視点」「技術」「芸術性」ざっくりこの三つに分かれると思います。

上の作品は発想が古く技術もいまいち芸術性も低い。なので総合点も低い

Re: タイトルなし

3つあったので
これを最後にしますが、ななしは削除します。
4つめがくれば、いままでの3つの名無しもすべて削除します。

それと書いてくださっている内容に、意味が無いとは思いませんが、あまりにも若い議論です。私は66歳で、残りの人生が短いので、無名で投稿する、あまりに若すぎる無知な観念論に無料で答える精神力がありません。。立教の授業を受けて頂ければと思います。


> >現代アートの作家であるとは思っていないのです。
>
> 私は聞かれてもいないのに答えますが
> 芸術は総合点で評価すべきだと思います。「新視点」「技術」「芸術性」ざっくりこの三つに分かれると思います。
>
> 上の作品は発想が古く技術もいまいち芸術性も低い。なので総合点も低い


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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