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第117回気体分子6400オークション Naoyoshi Hikosaka 4(最後に追加4画像) - 2011.11.05 Sat

第117回気体分子6400オークション Naoyoshi Hikosaka 4

オークションサイトはこちら

少し間が空いてしまいましたが、
すこし迷いましたが、それほど苦労したわけではありません。
近代の闇と言われるキッチュの作品です。
《第51次元》から《第100次元》です。


20111105_01_20111105105740.jpg



彦坂尚嘉責任による[ 彦坂尚嘉『Fkushima-Art『Fukkatsu/Resurrection』51~100』]の芸術分析

アヴァンギャルド美術ではない。
伝統美術である。
現代アートである。

《想像界》の眼で《第51次元~第100次元 キッチュ領域》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第51次元~第100次元 キッチュ領域》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《第51次元~第100次元 キッチュ領域》の《真性の芸術》
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
キッチュ作品を正面から作ったのは初めてだが、
驚いたのはアヴァンギャルドではなくて、伝統美術になってしまうことである。
グリンバーグ理論ではキッチュとアヴァンギャルドは対立しているのだから当然なのだが、
今の日本で《第51次元~第100次元》というと森山大道の写真である。
チェックしてみると、アヴァンギャルドではなくて、伝統美術であった。
だから今も受けているのだと、納得した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界をもつ重層的な表現。
固体/絶対零度の2様態をもつ表現。ただしプラズマ/気体/液体の様態は無い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「プラズマ/気体/液体の様態は無い」と出たので、これも森山大道をチェックしてみた。
やはり「プラズマ/気体/液体の様態は無い」というもので、
絶対零度と固体性で成立している。
ネガデスさんとのコメントのやりとりでも指摘されていたのだが、
日本の状況というのは、「絶対零度と固体性」をもって芸術的な魅力としている。
つまり時代的には後ろを向いているのである。様態的な骨董性を芸術として感知するのである。

しかし ポロックと白髪一雄の比較のように、白髪の「絶対零度と固体性」というのは問題がある。
正確な意味での現代の芸術になっていない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

《気晴らしアート》である。《シリアス・アート》では無い。
《ローアート》である。《ハイアート》では無い。
シニフィアンとシニフィエの同時表示。つまりシーニュである表現。
理性脳と原始脳性の同時表示。
《原始画面》ペンキ絵【B級美術】。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
森山大道も《気晴らしアート》で、《ローアート》【B級美術】である。
こうした美術の魅力がキッチュであると言える。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》《世間体のアート》《形骸》《炎上》《崩壊》の全概念梯子が有る。

《原デザイン》《デザイン》・・・の全概念梯子が無い。

《原大衆芸術》《原イラストレーション》《原シンボル》の概念梯子がある。

《原-装飾》がある。
《原-工芸》性が無い。

キッチュであって、芸術では無い。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私の作品なので《原芸術》《芸術》・・・という概念の梯子をつけたのだが、しかし「キッチュであって、芸術では無い」とでる。これは言語判定法という方法のもっている性格であって、仕方が無い。つまり「芸術」という同じ言葉を投げかけてもキッチュとくみになっている「芸術」と言う言葉では、芸術では無くてキッチュであると出るのだが、
《原-芸術》という言葉の連鎖としての《芸術》では、芸術とであるのである。つまり芸術であることと、芸術でないことが同時表示されている。

森山大道の作品では《原芸術》《芸術》・・・の全概念梯子はなくて、《原-デザイン》《デザイン》・・・という概念梯子がある。そして「キッチュであって、芸術では無い」のである。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
作品空間の意識の大きさが《近代国家》である。

《愛玩》《対話》《信仰》《瞑想》《驚愕》の鑑賞構造すべてがある。

情報量が50である。
クリエイティヴではない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
森山大道の作品でも意識の大きさが《近代国家》である。
しかし鑑賞構造はない。それは《原-デザイン》《デザイン》・・・という概念梯子の作品だからである。

そういうわけで、初めての《第51次元~第100次元 キッチュ領域》の作品を作ったが、
森山大道の作品とはちがったキッチュ作品となった。
このように芸術作品は要素が多いので、同じ《第51次元~第100次元 キッチュ領域》といっても、
違う性格をもっているので、
詳細な言語判定法での分析は意味があると私は思うのである。



Naoyoshi Hikosaka『Fukushima-Art』
『Fukkatsu/Resurrection』2~6 』
オークション終了日: 11月12日(土曜日)21:00
作品名:『Fukkatsu/Resurrection』51~100 』

作品番号:20111105_02
Artist:彦坂尚嘉 Naoyoshi Hikosaka
制作年:2011年
ペーパーサイズ:210×297mm (A4サイズ)
イメージサイズ:186×230mm
素材:出力Print :顔料インクジェットエプソンPX-G5300
紙:エプソン写真用紙

入札開始価格:2,000円

即 決 価格:20,000円

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と言うわけで、ようやく16枚組の4枚が出来ましたので、4枚を並べておきます。
簡単な仕事ですが、こういう形で、変化を作るというのも、
無かったとは思います。



20111031_blog_20111101033831.jpg
《第1次元 社会的理性領域》だけの作品



20111101_blog.jpeg
《第6次元 自明性領域》だけの作品



20111102_blog.jpg
《第2次元 技術領域》~《第6次元》の作品



20111105_01_20111105105740.jpg
《第51~100次元 近代の闇キッチュ領域》の作品


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キッチュ領域で言うと、鎌谷徹太郎という若い画家が流行の先端かもしれません。
とにかく酷い絵です、厳密にいうと印刷の上から絵具を塗っているようですが。


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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