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ジョニー・サヴィル - 2011.12.21 Wed

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先日の日本ラカン教会の学会発表をしてから、《超次元》~《第51200次元》というのは、死の問題だと言うことが、よく分かりました。

そうすると話はかなり単純化してしまって、生を見つめている視点と、自分が死ぬ存在であるということを意識した視点との2つに分類されます。結果的には、当たり前すぎて面白くない結論ですが、単純化して言えば、芸術というのは、死を意識した視点ですが、この死は、最終的には自分の死という個人の死です。一方でデザインというのは、生を意識した視点です。この生というのは、個人の生徒言うよりも、集団的な生です。

さて、そういう単純で凡庸な結論をかかえたまま、ジョニー・サヴィルをご紹介します。この作家を私に教えてくれたのは太田丈夫さんです。

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ジェニーサヴィルは、1970年にイギリスのケンブリッジで生まれ。1992年にグラスゴー美術学校を卒業。

イギリスの広告代理店のサーチ&サーチの創業者であるチャールズ・サーチに見いだされて、1997年には『センセーション』展にも出品しています。

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つまり、サーチとダミアンハーストを軸にして台頭した『ヤング・ブリティシュ・アーティスト』と、きわめてスキャンダラスで注目をあびた『センセーション』展系の女性アーティストなのです。

サーチの試みはしかし、すでに変貌していて2005年には『ヤング・ブリティシュ・アーティスト』からは撤退しているし、この広告代理店の変貌する動きを、芸術の視点から見れば、『センセーション』展もかなりいかがわしいものであったのです。サーチが主導した時代はすでに終わったように見えます。

JennySaville_4.jpg

現在のジョニー・サヴィルは活動をニューヨークに集中しているようです。

特徴的なのは、作品の大きさです。これはニューヨークスタイルとも言えるものではあります。
女性の裸体の伝統的なジャンルに、現代的なフェミニズム理論を適用したものという理屈付けがされています。性別や性的アイデンティティのような広範な問題を絵画に描き、強く比喩的なスタイルを使用しているというのです。

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ジョニー・サヴィルの絵画は、同じイギリスのルシアン・フロイドの醜悪な裸体画や、フランシス・ベーコンの人物がとの関係で語られています。

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ジョニー・サヴィル



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フランシス・ベーコン

これらとの比較や、詳細な芸術分析は、次回のeラーニングで行います。さらに日本人アーティストで、同じく死をテーマにして過激な絵画を描いている笹山直規さんの作品を比較しながら分析したいと思います。









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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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