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月岡芳年 - 2011.12.22 Thu

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月岡芳年

 多くの人が見て不愉快な気持ちになる死の絵画を描くというのは、どういうことなのか?
  
 美術というのは、2種類あって、ひとつは公共性のある美術です。

 公共美術というと、公衆便所のように思われるかもしれませんが、美術そのものはアルタミラの壁画もアスカの地上絵も、公共性を持った美術であり、エジプト美術にしても、ギリシア美術にしても、日本の平安時代の絵巻物も、公共性のある美術です。ですから、キリスト教の架刑図も、餓鬼草紙も、地獄草紙も、実は不快な絵画ではありますが、それらはキリスト教や仏教に深く関わって公共性があるのです。

800px-Grunewald_Isenheim1_20111222161436.jpg
マティアス・グリューネヴァルト イーゼンハイム祭壇画

800px-Jigoku-Zoushi.jpg
地獄草紙

餓鬼草紙
餓鬼草紙


美術のもう一つは個人の趣味なのですが、趣味で描く悪趣味絵画というものがあります。確かに悪趣味の人はいて、やたらに猟奇殺人に興味をもって、その手の本を集めている若い女性の日本画家も知っています。男にもいて、東電OL殺人事件に興味をもって、読んでいた人を知っています。ネクロフィリア(死体愛好症)の美術家たちというのも、昔の友人にはいました。


彦坂尚嘉の言語判定法でみると、たとえば、月岡芳年の「無残絵」には《公共性》が無いのです。

ところが月岡芳年と同時代の落合芳幾の「無残絵」には、《公共性》があるのです。しかし、今日の観客には面白くないかもしれません。この面白くない浮世絵を、私は評価します。

その話は、次回に・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ジョニー・サヴィルとフランシス・ベーコン、さらに月岡芳年と落合芳幾について書かなければならないと感じるのです。

大げさな話なのですが、ベーコンはすばらしいと思うが、サヴィルは、フェニミズムで評価するにしても、イラストの作家に過ぎなくて、わたしは芸術としてつまらないと思う。

同様に、社会的な評価なら、たとえば月岡芳年の方が有名だが、私は落合芳幾ほうが良い作家だと思う。
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● COMMENT ●

?

あの作品は花瓶になってしまったのですね。ということはこれは写真に撮ったものですか。

Re: ?

> あの作品は花瓶になってしまったのですね。ということはこれは写真に撮ったものですか。

そうですね。
この作品は、バックがペインティングですが、
その前に置かれた花や花瓶を写真に撮ったものです。

Re: ?

> あの作品は花瓶になってしまったのですね。ということはこれは写真に撮ったものですか。

お返事をしたのかどうかが分からなくなっています。
したはずなのですが、バックだけがペインティングで、その前に花が生けられた写真です。


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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