topimage

2017-10

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

《孤児》/人格の大きさをめぐって(3)ラカン - 2012.01.03 Tue

l13294584203_1801.jpg



白蓮さんから、次の様なコメントを頂きました。

個人的にその人間の心の大きさが【孤児】だと考えると合点がいく例がいくつかありました。
そしてそういう人物が割りに高い地位についている現象もいくつか見てきました。
所謂、お山の大将的な人物ですね。

岡本太郎の奇妙に芝居がかった表情からラカンを連想しました。
http://www.youtube.com/watch?v=4gxoxP-4Bpk
というのはラカンの喋り方にも相当芝居がかったものを感じたからなのですがこれが何に由来する物なのか不思議で心に引っ掛かっていました。
以前彦坂さんが指摘していたようにラカンが古い意識の人だからなのか ?
あるいはラカンも【孤児】的な要素のある人なのか ?
興味は尽きないです。

その人物の心的空間の大きさという視点での言語分析をラカンに対しては、していませんでしたので、白蓮さんのご指摘は盲点を突かれるものでした。しかし心当たりはあるというか、たしかにラカンのしゃべり方はヒットラーを連想するようないようなものでした。そしてまた数式や図式の使用による難解さは、とても理解できる代物では無くて、これも異様なものでした。





一人の人物の心的な空間の大きさを判断する方法は3つあると思います。

一つは科学的な方法で、心理テストをやってデーターをとる方法です。
しかしラカンはすでに亡くなっていますし、それにそうしたテストに協力してくれるとも思えません。

もう一つはイメージで、その人物の心的空間の大きさを測るやり方です。イメージ判定方です。

三つ目が、彦坂尚嘉が開発した、言語判定法で、言葉を対象にたいして投げかけるという方法です。

まずは、イメージ判定方を試みてみましょう。
ヘーゲルと、ラカンの顔のイメージを比較して、その心的な大きさを見てみます。

ラカンとヘーゲル

一方が絵画ですので、イメージでの比較というのも、その精度は曖昧さが残ります。両方のデターが同じように写真だったからといって、その比較が、明晰性を増すわけではありません。
マルクスと比較してみます。

ラカン・マルクス


彦坂尚嘉の言語判定法ですと、ヘーゲルの心的空間の大きさは《《宇宙》の外部》という言葉に対応する大きさです。《宇宙》の外部というのは、わかりやすく言えば《死》ですね。《死》の世界から、この世を眺めて思索した哲学者がヘーゲルであったのです。

これをPhotshopで作成した画像に置き換えてみます。

《宇宙の外部》
ヘーゲルの心的空間は《宇宙》の外部
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ラカンの心的空間は、彦坂尚嘉の言語判定法では、白蓮さんのご推察のとおり《孤児》の大きさでした。

《孤児》
ラカンの心的空間は《孤児》の大きさ

ラカンとヘーゲル

《孤児》と《宇宙》の外部

ヘーゲルとラカンを比較して心的空間を考察すると、実は時代の変貌の中で、人間の空間意識が大きく変わってきているという構造的変化が、垣間見えます。

次回は、フロイトを見てみたいと思います。













スポンサーサイト

● COMMENT ●

先日は突然の電話で失礼いたしました。
買物中でしたので、僕も時間がとれず、短時間でしたが、、
電話口では「遺書」と言ったのですが「遺言」の方が自分の中では的確ですので
ちょっと言い直させてください。(意味的にはどちらでも同じですが 笑)

更に芸術批評が深まること、心から楽しみにしています。

Re: タイトルなし

> 先日は突然の電話で失礼いたしました。
> 買物中でしたので、僕も時間がとれず、短時間でしたが、、
> 電話口では「遺書」と言ったのですが「遺言」の方が自分の中では的確ですので
> ちょっと言い直させてください。(意味的にはどちらでも同じですが 笑)
>
> 更に芸術批評が深まること、心から楽しみにしています。

金田様

お電話くださって、嬉しかったです。
フェイスブックにもご連絡をいただいているのですが、
今、サーバーの不都合で見られませんでした。

これを機会にまた反応をくださればと思います。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kb6400.blog38.fc2.com/tb.php/288-6b6d0188
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

絵画コンクールに見る《孤児》空間の受賞の1例 «  | BLOG TOP |  » アケマシテオメデトウゴザイマス

ブロマガ

月刊ブロマガ価格:¥ 6400

紹介文:

ブロマガ記事一覧

ブロマガを購入する

購入したコンテンツは、期限なしに閲覧いただけます。

プロフィール

New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (85)
6次元アートの限界 (0)
ポストモダンのアメリカ美術 (11)
気体分子ギャラリー (34)
アートスタディーズ163万8400次元 (97)
映画 (31)
日記 (54)
音楽 (84)
海外の《超次元》アーティスト (4)
訃報 (4)
《第6400次元》真性の芸術 (5)
喜劇 (3)
彦坂尚嘉 の作品 (15)
状況と変動 (134)
告知 (81)
作品の発表 (6)
美術系ラジオ (33)
顔 (6)
人間の研究 (35)
芸術分析 (22)
皇居美術館 (0)
自殺 (2)
アニメーション (2)
味覚 (0)
歴史 (3)
復刻:『美術評論』 (1)
独裁者 (1)
第51200次元 (1)
建築系美術ラジオ/建築系美術ラジオ (3)
建築 (6)
美術テレビジョン (4)
オークション (53)
ギャラリーショップ (0)
ウェブショップ (1)
絵画論 (3)
固体の美術 (1)
特上のラップ (3)
異端美術研究会 (1)
アート論 (3)
反復-2007 (0)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。