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プルシャンブルーと放射性セシウムの化合物 - 2012.05.04 Fri

フ#12442;ルシアンフ#12441;ルー

プルシアンブルーの構造は、鉄イオンをシアン化物イオンが橋渡ししてつないだ、ジャングルジム状の骨格。

紫は鉄(II)イオン、ピンクは鉄(III)イオン。





プルシャンブルーと放射性セシウムの化合物

KNUTH Yoshi さんから、次の様な質問をいただいた。

最近油彩でプルシャンブルーを使用することが多いのですが、Wikipediaなどではプルシャンブルーと放射性セシウムの化合物を肺に吸引すると、体外に排出することができず危険と書いてありました。

彦坂様はプルシャンブルーを使用した絵画を制作・展示することに関してどのようにするのが望ましいと思いますか?



        【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】 ご指摘のように、wikiによると、かなり危険なようですね。


放射性セシウム結合剤

事故でセシウム137を摂取した場合、紺青(プルシアンブルー)で治療される。これは紺青がセシウム137に結合し、体外への排出を促進するためである。

ただし、セシウム137自体は水溶性であり粘膜から吸収されるため一か所の粘膜組織に滞留するおそれは極めて少ないが、その一方で紺青は水不溶性の微粒子で吸引すればそのまま肺深部に到達し沈着する粒径である。肺胞内に沈着した紺青粒子がセシウム137を吸着したり、あるいはセシウム137を吸着した紺青粒子が肺胞に沈着した場合には、当該組織にβ線による極めて重篤な内部被曝が30年の半減期にわたってもたらされることになる。

呼吸による紺青吸引と肺内滞留により放射性セシウムにハイリスクの肺癌などいままでにない重篤な健康被害が新たにもたらされる可能性が高く、放射性セシウムが存在する環境での紺青の拡散はかえって被害を深刻化する懸念がある。

消化管においてもこうした紺青の体内滞留の懸念から、医薬品認可されている紺青を用いた内服用放射性セシウム吸着剤の添付文書に蠕動運動低下など体内滞留による新たな内部被曝リスクの注意喚起がなされている。

また放射性セシウムと異なり紺青の選択的・効果的な回収方法はなく、紺青と結合し取り込まれた放射性セシウムは環境中や体内ではまったくの別物と言ってよい挙動をとるものと考えられる。

こうした背景から、放射性セシウム結合剤は認可医薬品であるが、その使用は厳しく制限されており、一般病院や医師の任意では処方も投与もできない。我が国においては放射線医学総合研究所において全て厳重に管理され、使用について承認と報告が義務付けられており、その取扱いは放射性ヨウ素に対するヨウ化カリウム製剤よりもはるかに厳しい管理が行われている。

酸化還元型のイオン交換能を利用し、放牧飼育される家畜(牛など)の飼料に加えると、乳や肉の汚染を抑えることができる。しかし紺青の放射性セシウムの吸着性能は低く、その結果セシウムに対して有効と言える一定レベルの吸着効果を出すためには大量の紺青を用いる必要がある。

2011年4月の東京工業大学による公開実験では水の浄化処理において 10 ppm のセシウムを含む模擬汚染水100ミリリットルに対し、1グラムもの大量の紺青が用いられた。また、内服用放射性セシウム吸着剤の用法用量においても紺青として1回3グラムを1日3回服用という大量服用の必要がある。

かつて旧ソ連においてチェルノブイリ原発事故の際、土壌処理が困難な牧草地での対策として一部では使用されたことがあったが、現在では福島原発事故においてもこうした環境への大量散布は試みられていない。


プルシアンブルーは、きれいな色ではありますが、江戸末期から明治に流行った色で、もはや過去の色でありまして、使いたくない絵の具です。

しかも他の色を食ってしまうのです。

人工顔料であることもあって、粒子が細かいので、描いた後に、乾いても、この細かい粒子が画面に浮いてきて、全体をブルーに染めていきます。

ということもあって、もともと使用は限定すべき絵の具でありました。

そして、放射性セシウムの汚染が心配な現在、使用しないことが賢明であると思います。
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● COMMENT ●

コメントありがとうございます。プルシアンプルーは私が通っている美術教室の先生も使うのが望ましくない絵の具と言っており、私のあまのじゃくな性格からプルシアンブルーをあえて使っていたということがあります。

彦坂様も使用しない方がよいと考えられているということなので、今後はプルシアンブルーを使用しないようにしたいと思います。


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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