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第123回気体分子オークション・糸崎公朗個展「日本マイクロシーベルト」 - 2012.05.09 Wed

第123回気体分子オークション・糸崎公朗個展

「日本マイクロシーベルト 」



s110519kudanshita.jpg

放射能測定の作品です。
この作品は、八重洲ブックセンターでの彦坂尚嘉との二人展『FUKUSHIMA ART』に出品されたものです。

糸崎公朗は、昨年の福島原発事故直後の早い時期から、ガイガーカウンターを購入して、様々な場所で測定を繰り返し、また、その値をネットで公表してきました。リクエストにも応えて、わざわざ測定に出張もしてきていたのです。

s110519kudanshita2.jpg

糸崎公朗の放射能測定の行為は、何よりも、この福島原発事故への彼なりの対応だったのです。多くの日本人が事態を直視するのを避ける中で、事実を事実として認識しようとする糸崎公朗の科学者的態度は、多くの人には異様であったのかもしれません。
 
 つまり多くの人は、《安全バイアス》という偏見の中を生きていて、科学的ではなかったのです。偏見を生きているという意味では、芸術に対しても同様で、多くの人は、この糸崎公朗の作品を評価しないでしょう。しかし芸術的に美しい作品なのです。


作品名:『日本マイクロシーベルト / 2011年5月19日 千代田区九段下』
Artist:糸崎公朗 Kimio Itozaki
シートサイズ: h 21.0 × w 29.7cm
イメージサイズ: h 19.8 × w 28.0cm
素材:インクジェットプリント(エプソン PX-5300)
   EPSON 写真用紙 光沢
制作年:2012年

開始日時/終了日時 2012年5月9日(水曜日)09:00 ~ 5月14日(月曜日)21:00
最低入札価格:2,500円(額装別)
即決価格:25,000円



オークションはこちらのサイトから入ってください。



        【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】
先日TAPギャラリーで開催した『反ー反写真』というモノクロの風景写真とは一転して、カラー写真で、しかも放射能の測定グラフと重ね合わせた過激な作品で、糸崎公朗のその対比的な作品展開には、驚かされます。

しかも「モノクロの風景写真」という、ある意味で伝統的な”芸術写真”という枠組みに対して、保守的な芸術鑑賞層の人々からは、毛嫌いされる”現代芸術写真”というものに、糸崎公朗さん自身が興奮して見入って鑑賞している様を私は見ていますが、こういう姿勢は、もともと糸崎自身が、千円札裁判を引き起こした赤瀬川源平の系譜をひく前衛芸術家であったことを確認させられるものであったのです。


彦坂尚嘉責任の[糸崎公朗の日本マイクロシーベルト]に対する言語判定法による芸術分析

1.基本的な性格


アヴァンギャルドな写真である。
伝統的な写真は無い。
クリエイティヴである。
情報量が2000ある。

鑑賞構造は《対話》《愛玩》《驚愕》がある。
《ハイアート》の写真である。。
《シリアス》な写真である。
《真性の芸術》である。


2,格付け

《サントーム》の眼で《超次元》~《第163万8400次元》の《真性の芸術》
《現 実 界》の眼で《超次元》~《第163万8400次元》の《真性の芸術》
《象 徴 界》の眼で《超次元》~《第163万8400次元》の《真性の芸術》
《想 像 界》の眼で《超次元》~《第163万8400次元》の《真性の芸術》

3,芸術概念の梯子

シニフィエ的な写真と、シニフィアン的写真の同時表示。

理性脳の写真と原始脳の写真の同時表示。

《透視画面》の写真である、


《原芸術》《芸術》《反芸術》《非芸術》《無芸術》、芸術の形骸、炎上、崩壊という概念梯子がある。ただし《世間体アート》は無い。

《原-デザイン》《原-イラストレーション》《原-装飾》《原-工芸》
《原大衆美術》《原-キッチュ》《原-シンボル》・・・の概念梯子が無い。


4,総合判断

○ 上中下で言うと、《特上》の写真。
○ 《サントーム》の精神である。
○ 《プラズマ》様態の写真である。
○ 《妖精》の意識空間である。


グラフだから芸術ではないという批判をする人がいましたが、それは間違いです。この作品は、アヴァンギャルドであり、現代芸術なのです。
モダンアートの基本構造はコラージュ性にあると言ったのは、たしかアドルノだったかと思いますが、この写真の新たなコラージュ展開は、内容の緊密性、つまり放射能測定をした結果のグラフと、その場所の画像の重層性という直截さもあって、非常に優れた現代美術になっていると思います。

しかしコレクターも日本社会も、この作品を見ること自体から逃げるでしょう。あるいはチラッと見て、無視するか、偏見で否定的な意見を言うでしょう。私見を申し上げれば、社会というものは、骨董を芸術として錯誤しているのであって、社会は決して《真性の芸術》を理解できないのです。それは文明そのものが、疎外性を持っていて、その疎外の澱のような層から芸術が立ち現れる故に、《真性の芸術》そのものは理解が出来なくて、芸術を理解するのは常に《個人》だと言うことです。つまり職業としての美術評論家も、職業としての学芸員も、職業としての美術史家も、芸術を理解できなくて、常に骨董化したものを芸術とするのです。

コレクターもまた同様です。コレクターは、優れた芸術を愛するのでは無くて、常に自分自身の好みだけを愛するのです。つまりナルシズムに過ぎない趣味性なのです。芸術を見いだすためには、自分の趣味性や好み、自分自身のエゴイズムを殺さなければなりません。つまり優れたコレクションを作ることは至難の業なのです。

今日の、日本の中で生きるとは、この糸崎公朗の写真のように、常に放射能にさらされて、どこまでの危険性かはわからないにしろ被爆して、私たちの遺伝子は切断され、修復されることを祈るしか無い状態なのです。

日本の風景の変貌をとらえた、非常にすぐれた芸術作品であると思います。部屋に飾って、毎日見ることをおすすめします。





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作品名:『日本マイクロシーベルト / 2011年10月21日 福島市宮下町』【AU120509KI002】
Artist:糸崎公朗 Kimio Itozaki
開始日時/終了日時 2012年5月9日(水曜日)09:00 ~ 5月14日(月曜日)21:00
最低入札価格:2,500円(額装別)
即決価格:25,000円






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s111128matsudo2.jpg

作品名:『日本マイクロシーベルト / 2011年11月27日 松戸市新松戸』【AU120509KI003】
Artist:糸崎公朗 Kimio Itozaki
開始日時/終了日時 2012年5月9日(水曜日)09:00 ~ 5月14日(月曜日)21:00
最低入札価格:2,500円(額装別)
即決価格:25,000円






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作品名:『日本マイクロシーベルト / 2011年08月21日 郡山市駅前』【AU120509KI004】
Artist:糸崎公朗 Kimio Itozaki
開始日時/終了日時 2012年5月9日(水曜日)09:00 ~ 5月14日(月曜日)21:00
最低入札価格:2,500円(額装別)
即決価格:25,000円








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作品名:『日本マイクロシーベルト/ 2011年11月27日 千葉県柏市豊四季台』【AU120509KI005】
Artist:糸崎公朗 Kimio Itozaki
開始日時/終了日時 2012年5月9日(水曜日)09:00 ~ 5月14日(月曜日)21:00
最低入札価格:2,500円(額装別)
即決価格:25,000円


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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