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NHKが奈良美智の放送を中止 - 2012.06.24 Sun

NHKが奈良美智の放送を中止

奈良美智のTwitterに次のような記事があった。

yoshitomo nara ‏@michinara3
某国営放送の日曜日の美術番組が、今度の個展に合わせて特集してくれる!というので、喜んでたのだけれど、絵を描いてるとこを撮りたいとリクエストされ、集中できないのでそれはご勘弁!と答えたら、特集は無くなった。局の考えたシナリオに合わなかったのだろうなぁ~。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

yoshitomo nara ‏@michinara3
でも、今まで、カメラが入って良い絵が描けたためしがないので、これでいいのだ!

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yoshitomo nara ‏@michinara3
でも、知らない人に撮られることほど憂鬱なことはないので、嬉しい。自分は、制作すること、そして発表すること、が目的なのであって、メディアで宣伝するようなことは意識していない。Twitterで宣伝するくらいが、興味ある人に伝わると思っている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

yoshitomo nara ‏@michinara3
自分が良いと思ったふうになることが大前提で、チャチャっとやったものが称賛されても、自分にとっては嬉しくはない。 


   【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】 奈良さんの主張や判断そのものは、理解できる。
基本的には共感できるものではある。

しかし、その根底にあるのは自閉性であり、自己完結性である。

思い出すのは、北野武が、ハリウッドの映画監督をやることを拒絶したことだ。そこにあったのも、自閉性であり、後ろ向きの姿勢であった。断ることで、北野武という映画監督の限界が露呈された。

北野武が、ハリウッドの映画監督になれなかったことには、根本的な非力さがある。

美術家の描くところを撮影した動画は、たくさん有る。ポロック、ピカソは特に有名である。わたしはピカソの描く映画は、何度も見て分析した。こうしたものの意味がどこまであるかは、判断はむずかしいけれども、奈良美智は、こういう美術家の記録を拒否することで、ポロックやピカソ級の大作家ではないという、一つの限界をしましたと言える。奈良美智は非力であったのだ。

自己完結性に基盤を置く、こうした態度そのものは、大きな目で見れば悪であり、弱さである。
善というのは、社会が要求するものに開いて行くことなのである。

社会が要求すれば、切腹してハラワタまで見せるというのが、正しい道なのである。
三島由紀夫の切腹映画『憂国』は美しい映画であった。

ゆえに、奈良美智は三島にはなり得なかったということになる。

大股開き。

メイプルソープのように性器や肛門までを、芸術の社会性として見せていく。
自己露出ショーを断ったゆえに、奈良美智はメイプルソープにはなり得なかった。

自閉性を放棄し、自己完結性を徹底的に放棄していくことが正しい。

しかし奈良美智は某国営放送の日曜日の美術番組の撮影を拒否することで、
自分の一番大切なものを守って、奈良美智で居続けることを選んだ。

自閉し、自己完結することを第一義にする奈良的なエゴイズムこそが、悪である。
悪を選ぶことで、奈良美智は奈良美智でありつづける。




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● COMMENT ●

ハリウッド

北野武はハリウッド映画を断っていたのですか..残念な事ですね。香港の監督(ジョンウ―、アンリ―、チェンカイコ―など)はガンガン出ていきますね。ただ一作くらいで撮らなくなってはいますが。日本人の監督は語学力の限界もあるんでしょうか。松本人志は「大日本人」のハリウッドリメイクを喜んでいるようで、ハリウッドの監督の話が来たら映画はとりそうですね。
外国人を使って映画を撮った監督は大島渚と押井守を思い浮かべましたが ハリウッド資本の映画ではない。
ハリウッド資本でハリウッド女優を使って映画を撮ったのは リングの中田秀男監督ですね。

続き

押井守はキャメロンのようには働けないと悟り、ハリウッドは断って自分のペースで作品を作っているようですが どう思われますか? 北野武と違いハリウッドで働くスタッフを使ったり、外国人俳優を使って映画を作っているところは違うなと思いますが。

>チャチャっとやったものが称賛されても、自分にとっては嬉しくはない。

アーティストとはその作品がどういう受け入れられ方をするかわかっていると思っていました。とても残念です。いやアーティストに期待しすぎていた私がバカでした。


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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