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ゴンブリッジの『美術の物語』 - 2012.08.22 Wed

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芸術の秘密が、私なりに理解できたのです。結論を簡単に言うと、社会は芸術を通俗的に理解しているということです。

直接はE.H.ゴンブリッジの『美術の物語』というカラー図版のたくさんある大著なのですが、その内容は一般的で、通俗なのに驚いたのです。

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この日本版は2007年の発行ですが、本にはきちんと書いてあるのを見つけられませんでしたが、ゴンブリッジが1950年に書いた『The Story of Art』名著の翻訳版だと思います。


     【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】 『The Story of Art』は、美術批評の重要文献として広く認められ、視覚芸術に関する最適の入門書としても評価されているというものです。若い読者を想定して書かれたもので、20以上の言語に翻訳され、何百万部も売れている名著なのです。

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しかし私にとっては、かなり失望するものであって、通俗にしか見えません。

しかしこの通俗性こそが美術の一般性であり、社会性であって、それ以上の芸術の評価の厳密化は、あくまでも専門家のためだけに重要なのです。

ゴンブリッジの顔を見て、彦坂尚嘉の言語判定法で分析してみると、《第6次元 自然領域》の人物です。さらに《想像界》だけの顔です。

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《第6次元 自然領域》の人には、《第1次元 社会的理性領域》や《超次元》〜《第163万8400次元》の作品は、よく分からないのです。

そしてまた《想像界》だけしか無い人格ですと、芸術とデザインの区別はつけられません。

普通に写真を見て、常識的なイメージで見ても、たいした人物には見えない人ですが、彦坂尚嘉の言語判定法で見る限りは、美術評論家や美術史家としては、常識的ではあるかもしれませんが、すぐれた目利きの人物ではないのです。

これが、しかし世界状況であると言うことができます。

この『The Story of Art』と、私が考える芸術とはずいぶんと違うのです。私の場合、フッサールに影響を受けていて、『厳密な学としての哲学』というものにあこがれて、《厳密な学問としての芸術》を追いかけてきたからです。

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さて、では《厳密な学問としての芸術》というのは、どうしたら良いのか?

答えは簡単で、私の追究する《芸術》は、一般性を持ち得ないと言うことです。個別的な彦坂尚嘉の芸術論ということになる。

さて、そういう了解を認識する大きなきっかけは、先日の日本ラカン協会での彦坂の発表の論旨に関係する。

大災害の時に、多くの人々に出現する「安全バイアス」というものについてなのだが、防災危機心理学者の山村武彦氏の論考を元に、この現象が、日常にも作動しているという考察をした。そして、この延長に、実は通俗的な美術論や芸術論が立ち現れてくるということが、理解できたのです。

つまり通俗芸術論というのは、それを生み出す心理メカニズムが存在している。
それについて、詳しく考察することは、ここではしない。しかし、一定の心理学のメカニズムの中で、通俗論が生産され、そしてそれが消費され、普及していくのである。その事実を認める必要がある。通俗的理解でよければ、ゴンブリッジの『美術の物語』という世評高い名著とやらを読めば良いのである。
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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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