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ヤフー、メール内容を解析し利用者の興味にあう広告表示を開始へ - 2012.08.27 Mon

ヤフー、メール内容を解析し
     利用者の興味にあう広告表示を開始へ


フジテレビ系(FNN) 8月26日(日)12時42分配信
ヤフーは、メールの内容を自動的に解析し、利用者の興味にあった広告を表示するサービスを9月にも始める方針を固めた。
このサービスは、「ヤフーメール」のタイトルや本文を自動的に解析し、メールの利用者が興味のある広告をメールのそばに表示するというもので、ヤフーは、このサービスを9月にも始める方針。
メールを解析して表示する広告は効果が高いといわれているが、このサービスをめぐっては、電気通信事業法で保護される「通信の秘密を侵害するおそれがある」として、総務省が、利用者からの同意をその都度取るべきだとする一方、ヤフーは「利便性が損なわれる」と反対している。
電気通信事業法は、国内に通信設備を持つ事業者が対象のため、アメリカのグーグルなどは、すでに日本で同様のサービスを行っていて、ヤフーも今回、サービス開始に踏み切る方針を固めたもの。
最終更新:8月26日(日)12時42分

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20120826-00000251-fnn-bus_all&1345952530

 ヤフーが、電気通信事業法違反の可能性を押し切って踏み切るという、その人に合った広告を打つというのは、すでにAmazonでおなじみですが、これは鏡のようなものです。

自分の顔を鏡に映すように、自分の趣味だけの広告に取り囲まれているというのは、自分の趣味で鏡の部屋を作るようなものです。それ以外の情報は切り捨てて、閉ざしてしまう。実際には、世界は多様なのですが、その多様性に関しては思考を停止する。こうした認識の停止は、誰でもやっていることです。自分の趣味に合ったものだけに反応し、さらには自分の興味だけの狭い情報だけを受け入れるという態度で、自分自身を守っている。


【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】

 普通の人は、驚くほど狭い興味を生きています。美術も、音楽も、本も、映画も、好きなものにしか興味をしめさない。食べ物も同様で、食べず嫌いで、好きなものしか食べない。なじみのレストラン以外には、入るのを拒絶する友人を何人も知っています。

 肉を食べないフランス料理のグルメ批評家とか、ネギも食べない和食批評家とか、クラシック音楽を嫌悪する音楽評論家とか、日本文学は読まない文芸評論家とか、日本の写真は見ないで、アメリカ写真の展覧会だけを企画する写真専門のキュレーターとか、こういう冗談が成立するかのような、そういう時代なのですね。

 だから、世界は自分の興味だけに限定する時代なのです。友人の一人は、いつも同じにハンバーグとキャベツの千切りをたくさん作って食べています。私の義父は、毎朝、切り餅をトースターの上に乗せて焼いて、プロセスチーズを乗せて、海苔で巻いて、毎日40年間同じ朝食を食べていた。モンシロチョウの幼虫は、キャベツしか食べませんが、それはある意味で今日の人間に似ていることなのです。人間が昆虫に似ているのか、昆虫が人間化しているのかはむずかしいですが、だいたい狭い範囲のなかでしか、生物は生きえないのですね。

 タバコにも同様の趣味の固定化があって、コンテンポラリー・アートの美術評論家の某故人は、「わかば」という「旧3級品」と呼ばれるタバコの銘柄を、1966年の新発売以来、亡くなる2010年まで、実に44年間吸い続けていたと、思われます。

 同様の事は、映画の趣味にも言えて、現代美術の貸し画廊のオーナーのA氏は、なんと渥美清の映画『男はつらいよ』全49作を全部見ていたのです。 

 人間の趣味性というのは、実に同じものを反復して飽きないという、そういう限界を持っているがゆえに、ヤフー、メール内容を解析し利用者の興味にあう広告表示を開始するというのでしょう。広告効果は高いとのこと。

 そうすると、私の義父のメールのそばには、切り餅と、プロセスチーズと、海苔の広告ばかりが出てくることになるのでしょうか?


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鏡像と狂気

メールの内容から広告を出す手法はGmailで既に実施されていました。
江戸川乱歩の初期の短編に『鏡地獄』というのがあるのですがそれは鏡や光学装置に魅せられた青年が鏡張りの球体を作ってその中に入り出てきたときは発狂していたという筋でした。
鏡像に閉じ込められた人間には狂気が待っているのでしょうか?

Re: 鏡像と狂気

白蓮様

コメントありがとうございます。

> メールの内容から広告を出す手法はGmailで既に実施されていました。

そうですね。
それは私の引用した記事にも書かれていました。

> 江戸川乱歩の初期の短編に『鏡地獄』というのがあるのですがそれは鏡や光学装置に魅せられた青年が鏡張りの球体を作ってその中に入り出てきたときは発狂していたという筋でした。
> 鏡像に閉じ込められた人間には狂気が待っているのでしょうか?

あれは小説であって、私たち自身は鏡の中に閉じ込められて生きていると思います。
その意味では、人間は本質的に気が狂っているのだと思います。
ですから努力して、正常である振りを全力でしているのではないでしょうか。


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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