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岡本太郎の錯誤を乗り越えるために・・・ - 2012.10.26 Fri

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岡本太郎の錯誤を乗り越えるために・・・

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芸術は2つある
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芸術は2つに分裂している。

○Hアート(ヘビー・アート)=重アート
●Lアート(ライト・アート)=軽アート

それは次のような分裂としても出現してきている。

□高級な芸術(ハイアート)
■低級な芸術(ローアート)

さらに次の様な分裂もある。

△人称芸術=有名作家の芸術
▲非人称芸術=無名作家の表現、民俗芸術、民衆表現、柳宗悦の民芸など。

つまり、このような分裂は、複雑な分裂状態を示していて、しかも久しい昔から分離し、かつ、からみあって歴史を形成してきている。

この分裂の始原は、エジプト文明に代表されるような文明が成立した時にさかのぼる。

文明的な芸術は、《想像界》/《象徴界》の2重構造の芸術として成立した。

それに対して、文明以前の原始生活にあった《想像界》だけの単層文化が、文明の成立を横目で見ながら、再度形成された。ここに2つの芸術の分裂の起源がある。

つまり高級芸術とは2重構造以上の複雑な構造を持つ芸術である。

それに対して低級芸術とは、原始に基盤を置く《想像界》だけの精神に還元した単層の芸術なのです。

つまり、重構造の芸術と、単層構造に還元された芸術の、2つがある。


        【続きは下記Read Moreをクリックして下さい】
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軽アート=ライト・アートの普遍性
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人類史700万年を振り返ると、そのほとんどは《想像界》だけの単層の状態に人類は生存していたのであって、この単層の原始性こそが、人類の精神の基盤なのです。

つまり軽アート=ライト・アートこそが、圧倒的に普遍性と一般性を持つものであって、人間の文化の量的なほとんどは、軽アート=ライト・アートであるのです。

高級な芸術は、低級な芸術から、繰り返しいろいろな要素を吸い上げてきている(田遊び、田楽、延年と猿楽≒能楽の関係、漫画とリキテンシュタインの絵画の関係など)。

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《近代》の極端な2極分裂
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19世紀の中庸を過ぎると、この2つの領域の完全な絶縁が進行する。

それが近代芸術のハイアートとローアートの分離の構造です。


これは男と女の完全分離(ジェンダの出現)などとともに、近代固有の2極分離と対立の構造の出現であった。

それが政治的には自由主義と社会主義の冷戦構造になる。

この冷戦構造を背景として、クレメント・グリンバーグは、キッチュとアヴァンギャルドに、この芸術の2つの分裂を極端な図式に整理した(「アヴァンギャルドとキッチュ('Avant Garde and Kitsch')」(1939年))。

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日本の錯誤
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この図式を日本化して見せたのが、岡本太郎の主張である対局主義であった。

しかし日本においてはアヴァンギャルドと、キッチュが奇妙な転倒をおこした。

アヴァンギャルドを主張した岡本太郎の絵画は、実は色付き漫画でありキッチュだったのである。

つまり日本ではキッチュなるローアートが、アヴァンギャルドと取り間違えられて、ハイアートであると錯誤される伝統ができた。これが今日の椹木野衣の美術批評に継承されている。

作品的には、今日の村上隆/奈良美智/会田誠から高橋コレクションにまで至っている。
 
つまり日本には、キッチュなローアートであり軽アート(ライト・アート)しか無いという、非先進国的な低俗文化状態が、敗戦後に出現している。

国破れて軽アートが日本を覆い、日本国自体が軽国家に転落して行く。それが今日の新衰退国と化した日本文化の状況ではないでしょうか。

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彦坂尚嘉の私塾がめざすもの
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タマダプロジェクトでの彦坂尚嘉主宰する 《ひこさかL&Hアート塾》が、試みる作業は、この人類の歴史の中に、

○Hアート(ヘビー・アート)=重アート
●Lアート(ライト・アート)=軽アート

の2種類の芸術が存在している事実を、事実として認める普通の精神の育成です。

そしてLアート(ライト・アート)=軽アート
の存在は、実は量的に圧倒的にあるということを受け入れる態度の育成です。

つまり日本の軽国家化した現実を、事実として認めて、まず、考えることをする作業を導くことです。

つまり事実を事実として認識して、その中で、考えるという普通の精神を成立させることを目指します。

それ以上のことはしません。

その意味では、安全な認識運動とそれに伴う作品制作の学校に過ぎないのです。
そうすることで、岡本太郎の錯誤を乗り越える・・・。
その先の事は知りません。
若い次の世代が日本美術の未来を作ります。

ものたりないかもしれませんが・・・
すみません、私も高齢で、後は死ぬだけですから、
人間も丸くなってきているのです。
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プロフィール

New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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