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ライトカルチャーの源流・・・オーフェンバック - 2012.10.28 Sun



ライトカルチャーの源流・・・オーフェンバック

 東浩紀の本を読んだ影響で、ライト・ノベル(軽文学)を読んでみましたが、途中で止めてしまいました。読み終える根気がありませんでした。今日の日本にはライト・アート(軽芸術)とか、ライト映画などはあふれているので、このライト・カルチャー(軽文化)についての考察は必要な事なのです。

 その源流の一つは、軽音楽(ライト・ミュージック)にあります。
 軽音楽(ライト・ミュージック)の最初の作曲家の一人が、オーフェンバックです。その代表曲の一つがオペレッタ「天国と地獄」(1858年)で、日本でも第一次世界大戦が始まった1914年に帝劇で初演されている有名な曲です。しかし今日の多くの人は、これを軽音楽(ライト・ミュージック)とは認識できないかもしれません。普通のクラシック音楽だと思う人も多くいるかもしれません。

 フランクフルト学派のアドルノの『音楽社会学序説』をテキストに使って、立教大学大学院で、この軽音楽(ライト・ミュージック)について講義しているのです。その関係で、ジャック・オッフェンバックについても、改めて注目しているのです。


        【続きは下記Read Moreをクリックして下さい】




 彦坂尚嘉の芸術分析で言いますと、このオペレッタ「天国と地獄」は、《想像界》だけしか無い単層音楽です。つまり人間精神における《象徴界》や《現実界》が無いという欠損性をもつ、精神障害の音楽なのです。つまり白痴美人の魅力のような、欠損の魅力を持った軽さがあるのです。
 これはデザインで、芸術音楽ではありません。今、私のFacebookの画像も水彩画風のものは意図的に軽アートにしていますが、ここには《想像界》しか無くて、単層構造のデザインです。デザインであることの心地よさが、今日の日本では主流を形成しているのです。

 しかしこのような音楽の出現は、フランス革命以降の状況が生み出したものであって、極めて近代的なものなのです。こういう文化が、流行しては終わり、再び次のスタイルになって流行し、同じような構造で繰り返されてきています。その同一構造性というのは、単層構造であるということなのです。

 1960年代では《象徴界》しかないという新しい単層構造の有名な現代美術の作品も出現しています。
 さらに今日では《現実界》しかないという単層性の作家・建築家も出現しています。

 単層性こそがライト・カルチャーの特徴なのですが、それは今日の現代美術/現代アート/現代建築の中枢に張り込んでいるものなのです。つまりライト・カルチャーこそは、情報化社会の文化の表層を形づくるものなのです。
 だからといって、ヘビーカルチャー(重文化)が無くなっているわけではありません。

 その辺を冷静に認識してしく作業を、タマダプロジェクトでの《ひこさかL&Hアート塾》では議論していきたいと思います。
 来週の土曜日からやりたいのですが、3日が文化の日で休日なので、タマダプロジェクトの方がまだ決められない状態です。とにかく、近日中にスタートしていきます。
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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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