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■怠惰について■ - 2012.10.28 Sun

■怠惰について■

彦坂尚嘉の鏡像理論ですと、怠惰というのは、その人が2枚の合わせ鏡の内部に完全に入ってしまったときに生じます。

ジャックラカンは、人間が鏡を通して自己認識をしていることを指摘しています。赤ん坊は自分の身体を統一体と捉えられないのですが、9ヶ月不安前後(生後6ヶ月から18ヶ月)に、鏡を見て、母親と自分が鏡に写っているのを見て、母親の実像と母親の鏡像の関係を認識して、それへの類推から自分の鏡像を自分として認識するようになるという理論。鏡を見ることによって鏡にうつった像が自分であり、統一体であることに気づくという理論で、こうしての自己のアイデンティティを確立するというような内容を言います。この鏡とはまぎれもなく他者のことでもあるというのです。つまり人は他者を鏡にすることにより、他者の中に自己像を見出す。人間というものそのものはそれ自体まずは空虚なものであって、自我というものはその空虚の上に覆い被さり、その空虚さや無根拠性を覆い隠す想像的なものであるというのです。自らの無根拠性や無能力に目をつぶっていられるこの想像的段階に安住することは、人間にとって快いことではあるといいます。

2枚の鏡と言うことは、私が読んでいる範囲ではラカンは言っていないのですが、合わせ鏡の比喩で、人類史を語っているのはH・G・ウエルズの『世界史概観』です。
つまり私たちは、実は鏡像の中を生きているのではないか?

さて本題の怠惰の問題に入りますと、この自分の鏡像空間の中にいると、怠惰という問題が発生します。

しかし、人間は、鏡に映さなくても、手足や、自分の肉体のかなりの部分は見ることができますし、触ることができます。つまりラカンの言う鏡像の外部があるのです。というわけで、結論を言うと、自分の鏡像世界を、金槌で割ると言うイメージを、何度も繰り返し行うと、この鏡像の中に住む自分自身を壊すことができて、怠惰の外部に出られます。お試しください。


        【続きは下記Read Moreをクリックして下さい】 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

>最近、怠惰について考えさせられます。

>やるべきこと、やらなきゃいけないことはきちんとわかっていて、溜まっているのですが、何故かそれらに手をつけることができずにただぼおっとしている、そんな状態がここ1、2週間ほどつづいています。傍からみれば、僕自身とはまったく関係ないことでひどく落ちこむこともふえました。

>とはいえ、周期的にやってくるふだんの抑鬱とはちがいますし、むしろ、僕としてはめずらしいほどの幸せを享けながら生きられていますので、まあ、不思議と云えばふしぎです。

>怖いのは、この怠惰が一過性のものではなさそうなことですね。ここ1ヶ月の集中的な創作で、1段も、2段も本質的にことなる表現をつくれてきていて、それに比例するかたちで怠惰におかされているような感覚が僕のなかにあるのです。生活習慣をととのえて、規則のなかに自分をいれていく必要があるのでしょう。いたずらに野たれ死ぬわけにはいきません。

>さて、敬愛するアダム・ヘイズリットの短篇をひとつ読んで寝ます。
彼に追いつくためにはもう幾度か心を壊していかなくてはなりません。
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● COMMENT ●

>赤ん坊は自分の身体を統一体と捉えられないのですが~

こういう大人が7割いると思います。なにが言いたいかというと7割の人間は成長が難しいのです。残り3割の人は成長し続ける人です。


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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