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気体分子ギャラリーの理念 - 2012.10.30 Tue

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 栃原比比奈さんが上海に展開して、一ヶ月半が過ぎて、一時帰国を11月1日にします。
 
 何故に、反日運動の盛んな中国に行ったのか? もともと弟さんが武蔵野美術大学建築家を卒業した後に、建築の仕事の場を上海に求めて仲間と会社をつくって、活動していると言うことがあります。ですから中国で最大の都市である上海への興味はあったのです。

 もう一つは私の関係で、日本の自由ヶ丘画廊で働いていたファン・ウエイ(方 巍)さんのツテが元ギャラリー手の杉山旭さんとの関係であったのです。一回目に上海に行った時に、栃原比比奈さんがファン・ウエイ(方 巍)さんにあって、意気投合して、上海の彼のアトリエに活動の場をもらって、入ったのです。倉庫を改造したアトリエは巨大で、そこを栃原比比奈さんが、改造して使って、作品制作を開始しているのです。改造したアトリエの写真を公開しますので見ていただければと思います。中国で制作しているのですが、その後どうしようとか、どうなるとか、そういうことを考えているわけでは無いのです。もっと非理性的で盲目的な運動なのです。


         【続きは下記Read Moreをクリックして下さい】



 気体分子ギャラリーは、作家が集まって少ない収入を一つに合わせて、家賃や食費をちびちびと節約しながら活動している小さな有限会社にすぎないのですが、京都に拠点を置いている中川晋介さん、そして上海に活動の拠点を築いた栃原比比奈さん、さらに東京・月島のタマダプロジェクトでの私塾を開校しようとしている彦坂尚嘉という形で、非常に分散的に他者とのつながりを求めて輪郭を曖昧な形に広げてきているグループなのです。それを可能にしているのはブログであり、iPhoneであり、Twitter、Skype、そしてFacebookなのです。しかしそれは理性的な計算に基づいた活動ではなくて、盲目的な使命感で動いているという非常識性の強いものなのです。
 建築評論家の五十嵐太郎さんや南泰宏さんなどの建築家たちとアートスタディーズという巨大学習会を23回開催したり、文学を目指す緒方勇人さんの文学系の同人誌に小説を書いて参加したり、というように私自身は、できるだけ多くの異質な人々とつながることで、活性化した活動ができる状態を目指しています。それは活性化それ自身が目標であるような自己目的化した活動なのです。
 
 お手本にしている一つは、スタジオ食堂です。私はスタジオ食堂には眞島竜夫さんなどの人間関係があって、かなり多くの作家と交流しましたが、あそこが、難しい問題を議論しない集団であったのに対して、気体分子ギャラリーは、非常にシビアな議論を繰り返していく集団なのです。言いにくいことを言い合って、本音で語り合い、喧嘩もするのですが、亀裂を内包しながらも分裂をしない《サントーム》性の精神が気体分子であります。

 もう一つのお手本は「昭和40年会」です。彼らが昭和40年生まれという同世代で集まっている同質性の高い横断組織なのに対して、気体分子は、若いのは19歳、そして20歳代、30代、40歳代、50歳代、そして60歳代とすべての世代を縦断しているという多様性を内包したグループなのです。

 こうした世代拡散的な活動というものが、はたして上手く行くものかどうかは分かりませんが、閉じた集団ではなくて、あらゆる面で多様に開いた知性を追求したく思っています。その開いた知性にどれほどの意味があるのかは分かりませんが、意味が無くても、それは自閉しているものよりも知的であると思っています。

 めざしているのは、音楽集団の「渋さ知らズ」のような多様で大きな超巨大集団です。「渋さ知らズ」の音楽は単層的で、脳天気なお祭りの軽音楽なので超大きくなれているのです。私たちも異質な人々が柔軟に結合することを夢見たいと思います。しかし気体分子は異質性を内包した重層集団ですので、あんなには大きくなれないとは思いますが、興味のある方の積極的で緩いご参加を求めます。
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気体分子ギャラリーの理念

ブログを拝見しました。興味あるご提案をされていて親近感を持ちました。小生30年間のドイツ生活の終了に伴い1年前に日本の地方にスペースを購入して作家活動を再開しているところです。彦坂さんとはほぼ同世代ですが小生とは対極的な旺盛な活動に脱帽します。初めてのメールで失礼とは思いますが一度ご連絡頂ければ嬉しいです。http://www.hiroshiteshima.com/


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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