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シャルダンにおける2種類の芸術 - 2012.11.28 Wed

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シャルダン展は今開かれていて、すばらしい展覧会です。シャルダンは18世紀のフランスのロココ時代の画家なのですが、しかしその中で驚異的な画業を残している。その作品は2つのタイプなのです。                                                        この2つが、一つはアドルノが批判する軽音楽という意味での軽アートとしてのライト・ペインティング=軽-絵画と、もう一つはヘビー・ペインティング=重-絵画とも言うべき《真性の芸術》作品なのです。


【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】  このシャルダンのカタログを、学生や友人に見せて、どれが好きなのかを選ばせるというテストを繰り返してきているのだが、そうすると、いろいろな反応をのれるのですが、《想像界》しかないタイプの人格を持っている人は、シャルダンのライト・ペインティングだけを選ぶという、興味深い選択をします。(私の基本的な態度は、このような形で現実を測定していくというものです)。

 ライト・ペインティング=軽-絵画というのは《想像界》だけしかない作品です。つまりイメージしか無い。それに対して《真性の芸術》作品には、《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》という人間精神の4界のリテラシーがある。

 言うまでも無くシャルダンは、実は静物画に傑出した芸術を実現したアーティストであって、一方で、アカデミーのロココに適応して風俗画を描いたのだが、この風俗画が、《想像界》しかないライト・アートだったのです。

 このライト・アートしか選べない人格というのは、言い換えればライト・ノベルしか読めないような人格であって、軽-人格を持つ人物であると言えます。その人物の視覚の狭さが、このシャルダン・テストではリアルに見えた思いが私にはあります。こうした軽-人格のタイプの人間は数としては多いのであって、彼らに向けて《軽-芸術》を作ることは、必要だと思うのです。

 繰り返しになりますが、芸術には2種類があるのです。これを見分けていくことは、芸術分析の基本であると思います。それは同時に人間観察の基本ではないでしょうか? 芸術鑑賞と人格は、密接に結びついているのです。
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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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