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■会田 誠《巨大フジ隊員VSキングギドラ》1993年■  - 2012.12.15 Sat

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■会田 誠《巨大フジ隊員VSキングギドラ》1993年■

この会田の作品について、軽く書きたい。これは芸術ではないだけではなくて、ライト・アートでもない。ライト・アートではないということは、現在の日本では重要な事です。会田誠の仕事を理解する一つの鍵があります。

では何なのか? これはピンク映画というような意味でのピンク画である。ポルノではないし、猥褻で罰せられるほどのものではない。

これは良い作品なのだろうか。確かに大きいけれども《駄作》である。大きな駄作! それも会田誠さんが主張するものである。

彦坂尚嘉の芸術分析を、軽くすると、この作品は《第6次元 自然領域》の《想像界》だけしか無い作品である。芸術ではなくて、デザインである。


【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】


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 駄作を意志的に作っているアーティストは、日本には何人もいる。これは芸術が分からない事に対する反語的なものだろう。駄作という、芸術の代用物。

鳥獣戯画も漫画ですが、これは芸術になっています。伴大納言絵詞、信貴山縁起絵巻、餓鬼草紙も漫画だと思いますが、すばらしい芸術です。

 もちろん北斎漫画も、漫画ですが芸術です。北斎漫画の場合に、レイアウトも重要なので、漫画だけ切り抜いてしまった集英社の『北斎美術館』全5巻は問題があります。

 オノレ・ドーミエ、ジョルジュ・フェルディナン・ビゴー、チャールズ・ワーグマンも漫画ですが、すばらしい芸術ですね。トーベ・マリカ・ヤンソンの戯画も芸術で凄いです。

 井上長三郎の風刺画もすばらしい芸術です。明大漫研のいしい ひさいち、いがらしみきお、かわぐちかいじ、かわぐちかいじも、芸術になっています。
 
 つまり漫画というものは、もともとは芸術だったのです。

 そして今日でも芸術の漫画は存在しているのです。楳図かずお、白土 三平、つげ義春、根本敬、ウシジマくん、そして安彦良和・・・、山岸凉子、高橋留美子、大島弓子、池田 理代子・・・は《真性の芸術》です。

 日本の漫画には、平安時代からの絵巻の芸術の伝統が今も生きているのです。この伝統と、会田誠さんの多くの作品は違います。会田さんの漫画である『ミュータント花子』もデザインにすぎません。

 念のために言えば宮崎駿は、エンターテイメントで、イラストレーションです。つまり会田誠の漫画も絵も、実はイラストレーションではなくて、デザインなのです。イラストレーションとデザインは違うものです。

手塚治虫も、田川水泡、長谷川町子も、イラストレーションです。芸術ではないし、デザインでもない。

近代というのは、ハイアートの時代で、超次元から50次元までを高級文化としてあつかって、51次元〜100次元をキッチュとして貶めたのです。しかも101以下の領域を無視して切り捨てようとした。実際には全領域は《超次元》〜《第163万8400次元》までという巨大な広さがあったのです。

そういうハイアートの時代の中でドーミエとか、アンリールソーというアーティストは、全く別の存在として、人間の精神領域の広大さを示したのです。

私が影響を受けたのは、今村昌平でした、今村は小津安二郎の50次元までのハイアートに満足しないで、これに反抗して、戯画的な映画を作っていって、《超次元》〜《第163万8400次元》の領域を示したのでした。

漫画表現や戯画表現は、実はこうした人間精神の広さを示してきていた領域なのです。どうしても、ハイアートの枠組みが強く残っているので、漫画表現を芸術として認知できない人が多くいると思いますが、漫画というのは過去においても、今においても芸術たり得るのです。

イラストレーションと、デザインを混同している人が多いと思いますが、イラストレーションというのは、図像学的なものであって、黒い線で、フォルムを描いて閉じることです。仏像の図像とか、植物図鑑の黒い線で描いているものがイラストレーションです。

デザインというのは、表現がコピーを繰り返す中で、個人的な私的表現を失っていく中で生まれるものです。つまり模倣を繰り返す中で生まれる社会性が増大した表現の質がデザインです。
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● COMMENT ●

日本にはアニメ好きがいっぱいいるのでそういう評価を受けているだけのことでしょう。

>デザインというのは、表現がコピーを繰り返す中で、個人的な私的表現を失っていく中で生まれるものです。つまり模倣を繰り返す中で生まれる社会性が増大した表現の質がデザインです


そのとおりだと思います。そしてそのデザインにさえ興味がない人たちもいるのが事実です。


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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