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二重制 - 2013.01.20 Sun

double-pulley-systemブログ


「コンテンツ」というのは、あるものの「内容」のことです。
媒体やシステムではなくて《情報内容》ということです。

たとえば「近代美術とは何か?」という情報内容は、いままでも幾つも本が書かれてきています。一番手っ取り早い新書で、Amazonでさがすと、高階秀爾著『日本近代美術史論』(ちくま学芸文庫) 、土方定一著『日本の近代美術』(岩波文庫) はありますが、『日本』という文字がくっついてきてしまいます。


【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】
『日本』という文字の無いものはないか?
滝口修造著『近代芸術』(美術出版社)というのがありますが、1962年の本です。内容としても古いので、現在の視点から書かれたもの、つまり近代の終焉という事実を踏まえた本が欲しいのですが、ないのです。

ないのなら、自分で書くかと考えて、そのコンテンツを授業の中でやろうとする時、一般的な思考(《ライト思考》)でやるのか、学問的な思考(《ヘビー思考》)でやるのか?

一般的な思考(《ライト思考》)でやらないと、今の若い人は分からないという問題があります。

学問的な思考(《ヘビー思考》)というのは、プラトン的なものです。プラトンはアテネ郊外のアカデメイアを中心に学問を講じたのですが、今日の日本で、私の学生に向かってこの様なことができるのか? 疑問があるのです。

プラトンは、俗塵を離れてひたすら真理を探究する精神を称揚したのですが、こうした本来のアカデミズムが、真面目に成立するのかどうか?

世俗を離れた純粋な研究態度というのは重要で、これが無いと事実や真理の究明はできません。芸術や美術においても真理の探究は重要なのであって、アメリカやヨーロッパの美術界にはこうした学芸の水準と権威を高めることが行われていますが、日本では難しい。こういう日本美術界の不十分さについては、松本清張の『真贋の森』という小説が告発しています。

こうした中で、研究や授業そのものも《 Light & Heavy》の二重制が必要なのではないだろうか?

つまり普通の授業や執筆は《ライト》でやって、読みやすく、分かりやすくやるのですが、少数の研究者の集まりでは《ヘビー》に真剣に水準と問題を厳密に探究する。

この二重制の必要性を感じています。






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>この二重制の必要性を感じています。


そのとおりだと思います。


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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