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大奥 (Ohoku / Ooku) - in Reverse of the Gender Roles 男女逆転の世界 - 2013.02.03 Sun



”よしながふみ”の少女漫画『大奥』を原作にした映画で、2010年10月封切りの初日3日間で興収4億6515万8500円を稼いだという成功映画を遅まきながら見ました。
 
 赤面疱瘡(あかづらほうそう)という架空の疫病によって男性が激減したため、社会が女性を中心としたものとなってゆくという逆転した江戸時代の大奥を描いた歴史改変SFです。原作漫画はセンス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞している事からも分かるように、ジェンダー系の視点で描かれた物語。私はこの手の物語は大好きです。現実に日本やアメリカ合衆国にも女性首相や大統領の成立を期待します。

 何よりも柴咲 コウの美しさと、阿部サダヲの顔だけでしびれてしまう映画です。それだけではなくて全体にキャスティングが上手くいっていて、役者もがんばって演技している。


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映画が松竹であるにもかかわらず東映の京都撮影所が全面的な協力を行い、ロケーションは二条城、西本願寺、仁和寺、青蓮院門跡、三井寺など、世界遺産や国宝の建造物でおこなったのです。私も見ていて、これは二条城という事くらいはわかりました。

それと花谷秀文のセットも驚きのある凄いもので、日本アカデミー賞 優秀美術賞しています。

日本映画も頑張れば面白いということを実証して見せた金子文紀の監督の良さは、何よりも高温プラズマ化していることです。

 彦坂尚嘉の芸術分析では、《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界がある重層制があって、《超次元》〜《第163万8400次元》という名作。

 しかも高温プラズマ化しているから、ハリウッド映画にもひけをとらないのです。日本の定番ドラマの枠組みの中で、出来ることの最善をつくしている。

 あえて欠点を言えば、これだけロケにこってこだわっても《上中下》の言語判定法では、《下》です。ハリウッドのような金をかければもっと何とかはなるのかもしれませんが、それだけではなくて、日本の映画やドラマの基本が《下》を基準にしてしまっているように思えました。それでも一見の値打ちのあるエンターティメントです。

 つまりこれは芸術ではないのであって、ハリウッドが娯楽の衣装を着ながら芸術を展開しているのには足下にも及ばない。ただのエンターティメントですが、しかし日本の大衆には娯楽だけが必要であると言う現実の民度の低さがあります。椹木野衣が主張したように《日本は悪い場所》であるのか? そして未来永劫に《日本は悪い場所》であり続けることを日本人は望んでいるのだろうか?

《下》のエンタメでも、それでも高温プラズマ化しているものは新しく面白い!

私は、もうちょっと私も日本映画を再見していきたいと思います。私自身はもともと小学生から日本映画のファンで見て来ているのですから・・・。
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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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