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白隠展 - 2013.02.07 Thu

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白隠展を見てきました。渋谷の東急の文化村でやっています。

白隠は、多摩美術大学の恩師の斎藤義重先生がお好きでいらして教えられたのと、私の最初の大コレクターであった某氏(建さん)が好きで、40数年機会があるごとには見てきていたのです。しかし一度も回顧展はなかったし、日本美術史の中では評価されてこなかった美術家であり書家であったので、日本美術全集や、水墨画全集といったものにも無視されてきていて、画集もありませんでしたので、全貌というのは分からなかったのです。


【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】

 しかし私の研究で言えば、初期は普通の前近代絵画や前近代の書を書いていたのですが、晩年になるとアフリカの黒人芸術を思わせる野蛮な原始絵画や、原始書道になって、異様な力を発揮していたのです。ですから、今回の回顧展の開催は見逃すわけにはいかなくて、栃原比比奈さんと見に行きました。糸崎公朗さんも行きたがったのですが、わたしが「駄目」と言ったのです。美術を来てきた人は、日本美術の権威が無視してきた作家を見るというのはあくまでもマニアックなものであって、白隠は決して優れたアーティストではない事は、私は予想できたからです。

ちゃんと音声ガイドも500円はらって聞きながら見ましたが、山下裕二氏のガイドは聞かないよりは良いですが、軽すぎるものでした。軽すぎるよね! 500円は高いですね。もうちょっとスパイスを利かせないと、金払う方はバカバカしくなります。せいぜい200円のしろものでした。日本美術史の権威である山下裕二先生が200円だと言っているのではないですよ。白隠を40年追いかけて見てきたものとしては、白隠の歴史的な意味への透徹した認識を欠いた”ぬるい”解説”でした。山下裕二先生、お前さん”、日本美術を見る目がぬるい”!、また飲みましょう! ぬるさが、好きですよ!
ガイドの説明が、男の俳優絡みな割には内容が無い。今日の日本文化が軽化している割には値段はデフレになっていなくて、入場料1400円ですからね。1400円に500円払って1900円、それにカタログを買うとどうなるのですかね! 高い!

見て良かったのは、まず、白隠という人が人格障害者とも言うべき人で、彦坂的に言うと《現実界》しかない人なのですね。世間とうまくいかなくて齟齬(ソゴ)があって、苦悩に満ちていたらしい様子でした。今日では《現実界》だけの人の人格欠損者は日本に結構な人数いるので、現在という回顧展が開かれるというのは、時期を得ています。人格障害による人生の苦悩ゆえに、出家して禅宗に帰依して、しかも絵を描き続けているのです。絵といってもイラストレーションに過ぎないものであって、酷い自分探しの苦悩のイラストを膨大に描いている。

芸術としての絵画では全くないのですね。つまり江戸時代の会田誠であって、それは書にも言えて、下手で、相田みつをの先駆者なのです。

人間としての苦悩は、江戸時代にあったのです! しかしこうしたできそこなの美術を、合計3300円を払うというのが理にかなっているのか? 

彦坂尚嘉だけが見ればよかったのか? という反省を強いる結果でした。お金の話ばかりするのは下品ですが、しかし商業主義に唯々諾々として金を抜かれるのも、腹がたちます。

過去の日本美術の権威が日本美術史から排除してきた理由が良くわかるものでした。私は、人格障害者を差別するつもりはないので白隠を見て良かったですが、しかしまともな芸術の目利きが排除してきたものは、大衆的だとは言えると思いますが、一流の人が見て評価するベキモのでは全くありませんでした。言い換えれば一流ではない6流や8流や、もっと下に生きている下層の、教養の無い下品な人は必見の美術展です。

しかし白隠は本当に禅の坊主として優れていたのか?

白隠の師言われる道鏡 慧端という人物が検出していたように思えます。
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>しかし白隠は本当に禅の坊主として優れていたのか?


上を目指している人の作品にはみえませんね。作品からは「これでいいんだ、普通でいいんだ」という風に読み取れますね。


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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