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《会田誠「児童ポルノ」問題1》 - 2013.02.11 Mon

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《会田誠「児童ポルノ」問題1》

東京新聞から電話がかかってきて、私は電話取材を1月30日に受けました。

会田誠の「人犬」という作品が、「残虐な児童ポルノ」「きわめて下劣な性差別であるとともに障がい者差別だ」と市民団体から抗議を受けていることに対して、彦坂はどう思うかという質問だったのです。


【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】


 私は、「あの作品は、まず芸術ではなくて、《想像界》しかない下品な6流のイラストに過ぎない」と答えました。しかも永井豪のバイオレンス・ジャックの「人犬」を下敷きにしているもので、盗作か模倣であって、まったく芸術家としてのオリジナリティに欠けている、と言いました。

 児童ポルノ問題というものは、そもそも性的に被害を受けた児童のダメージが大きすぎて、その被害の集積が直視された結果が、法律で厳しく罰するという今日の状況になったという経緯があるのです。1975年にアメリカがベトナム戦争に負けると、アメリカ社会が荒廃して年間1000人もの子供が誘拐され、その多くが性的なおもちゃにされていた。その結果は、被害を受けた子供が、成人になると同じように子供に性的な虐待を加えて、悪循環を生み出していくことに結果した。こうした反社会的な悲惨な事実の集積が、今日の厳しい児童ポルの批判を産みだし、法律で非常に厳しく法律で罰する事態に至っているのです。

それはベトナム戦争の激化と重なる1969年以降という時期のフェニミズムやジェンダリズムの運動によって、女性解放運動が進展した結果、女性が強くなったことの結果でもあります。男性の側に反動が生じて、幼い少女や男子を、弱さ故に性的な欲望のはけ口とする児童買春や、児童ポルノの流行を生み出したのです。フィリピンやタイなどをはじめ東南アジアの国々で、目に余る児童売春が拡大していった現実に対して、ユネスコは組織を挙げて外国人男性に厳罰を科し始めたのです。

それは21世紀になると、カトリック教会の性的虐待事件にも拡大しました。米ニューヨーク・タイムズ紙は、過去60年間で米国カトリック教会の1200人を超える聖職者が4000人以上の子供に性的虐待を加えたと報じたのです。さらに2004年2月には米CNNテレビで1950年から2002年にかけての52年間で、神父4450人に疑いがあると報道し、件数は約11000件に上ると報じ、児童買春や、児童ポルノに対する批判は激化したのです。

私は、2人の娘を持っていますが、母親はアメリカ人であったので、誕生したときに、赤ん坊の裸の写真を元妻の両親に送ったところ、激しく叱責されました。子供のヌード写真が、児童ポルノに当たると怒られたのです。

小学館の写楽ブックスに『日本国憲法』という写真をふんだんに使った憲法書がありますが、その写真の1枚には、家族ヌードの写真があります。家族が露天風呂に入っている写真なのですが、そこには女の子のヌードも混じっています。これが今日では児童ポルノにあたるようになって、出版できないだろうと言う話を、この『日本国憲法』を編集した編集者から聞きました。現在この元小学館の有名編集者は、朝日新聞社出版の要職に就いています。

そうした児童ポルノに対して厳しい状況の中で、会田誠の作品は、問題があるのです。

児童の性的虐待の被害が大きいという現実を無視して、芸術の振りをしているに過ぎない会田誠の作品を、「芸術であることをもって擁護する」ことは出来ないと、東京新聞の記者にたいして私は答えました。会田誠の作品は、芸術ではないのです。

東京新聞に私の意見がどのように反映したのかしなかったのかは確認していません。もちろんこの取材で、私は報酬をもらってはいません。東京新聞の記者は古くて、芸術と猥褻の枠組みにとらわれていて、「成人のポルノなら芸術としてゆるされるのか」などの馬鹿な質問を繰り返して、電話は1時間にもなりました。電話を受けたのは株式会社サイゼリヤという安いレストランで、私は食事中であったので良い迷惑でした。

会田誠氏には、フェニミズムやジェンダリズムの運動に対して、敵意ははっきりと持っています。私はそう思います。しかも永井豪のバイオレンス・ジャックの「人犬」の盗作か模倣であって、私が擁護する必要のあるような芸術的に誠実な作品ではありません。

国立国際美術館が購入した「 滝の絵」にしても、ベルギー象徴主義の画家レオン・フレデリックの「滝の絵」の模倣とも言うべきものです。今日の眼からみるとレオン・フレデリックの作品自体が児童ポルノというべきものになっています。会田誠の『少女ポーズ大全少女ポーズ大全』(コスミック出版)にも、若い女性の性を売る《売春》的な商業主義があって嫌な気持ちに私はなりました。こうした児童ポルノ性を疑わせる下品な会田誠の作品を、国立国際美術館という国民の税金を使って運営している美術館が購入して、わかりやすさ故に芸術として国家の権威で保障するという自体こそが、この日本国家の劣悪化と退廃、衰弱の象徴とも言うべきものです。芸術の大衆化が、児童ポルノまがいにまで落ちたときに、それを拍手喝采するのが国立美術館であるという事実を、またまた日本の大衆が国立美術館による購入を拍手喝采して迎えるという最低さ。今日の日本文化はローマ帝国の末期のような状況に堕落していて、文化の崩壊に達しているのです。私の知っている画廊主は、「日本は中国の植民地になれば良い」とFacebookで書いていましたが、芸術が下劣になるとき、その国は滅びるのです。椹木野衣の言うように「日本は悪い場所」なのです。

未来の日本を良い場所にする方法はないものでしょうか?
それには、まず、アートをまともに、誠実なものにする必要があるのではないでしょうか?
しかし、そんなこと不可能なのでしょうか?


「全裸の少女の絵」を展示した会田誠展は「児童ポルノ」にあたるのか?
弁護士ドットコム 2月10日(日)13時21分配信

会田誠展の公式サイトのトップページ。ポスターと同じく、スクール水着を着た女子たちが水遊びする様子が描かれている。

現代美術家の会田誠さんの展覧会が物議を醸している。昨年11月から東京・六本木で開かれている『会田誠展 天才でごめんなさい』において展示されている作品が、「残虐な児童ポルノ」「きわめて下劣な性差別であるとともに障がい者差別だ」と市民団体から抗議を受けているのだ。

会田さんは性的な表現を含むセンセーショナルな作風で知られ、今回の展覧会では、手足を切断された裸の少女が首輪をされて微笑んでいる絵「犬」シリーズなどを展示している。このような刺激的な作品に対して、美術館は、入場者から事前に了承をもらって閲覧してもらっているうえ、特に刺激が強いと思われるものについては「18歳未満は入場禁止」のギャラリーを別に設けている。

芸術、特に現代美術には、それまで「当たり前」とされてきた価値観を問い直す側面があるが、なかには不快に感じる人もいるだろう。今回の場合、抗議の声を上げた市民団体の言うように、会田さんの作品は「児童ポルノ」にあたるのだろうか。児童ポルノ問題に詳しい奥村徹弁護士に聞いた。

●想像上の人物であれば、「児童ポルノ」には該当しない

奥村弁護士によると、「一般論としては、児童ポルノを展示する行為は、児童ポルノ公然陳列罪(児童ポルノ法7条4項)、展示するために所持する行為は、児童ポルノ公然陳列目的所持罪(同7条5項)になります。また、画家等が児童ポルノを作成した場合には、公然陳列目的製造罪(同7条5項)ないし提供目的製造罪(同7条4項)になります」という。

では、話題になっている会田誠展のケースは、これらの罪にあてはまるのだろうか。

「児童ポルノ法にいう『児童ポルノ』というのは、実在する児童の姿態を描写したものですので(同2条1項)、想像上の人物であれば、『児童ポルノ』には該当しません。

児童ポルノ法は、児童の性的な姿態を描写するという態様による性的虐待を規制して、被害児童を救済するという趣旨の法律ですので(同1条)、モデルの『実在性』が要件になっています。したがって、会田さんや作品を展示した美術館が、児童ポルノ関係の罪に問われることはないと考えます」

つまり、少女の全裸であろうと、想像上の人物を描いているのであれば、児童ポルノ法で規制する「児童ポルノ」にあたらないということだ。

●内容によっては、東京都青少年健全育成条例に該当する可能性も

一方で、奥村弁護士は、児童ポルノ法関係以外の罪の可能性について指摘する。

「展示内容を拝見していないのでなんとも言えませんが、内容によっては、わいせつ図画(刑法175条1項)や不健全図書類(東京都青少年の健全な育成に関する条例8条)に該当する可能性があります」

すなわち、内容しだいでは、2年前にインターネットで大きな議論を呼んだ東京都の青少年健全育成条例の規制にはひっかかる可能性もあるのだという。

今回の市民団体の抗議を受けて、森美術館は2月6日、会田さんのコメントを発表した。その中で会田さんは「けして単線的に、性的嗜好の満足、あるいは悪意の発露などを目的とすることはありません。また『万人に愛されること』『人を不快な気分にさせないこと』という制限を芸術に課してはいけないとも考えています。発表する場所や方法は法律に則ります」と説明している。

(弁護士ドットコム トピックス編集部)

【取材協力弁護士】
奥村 徹(おくむら・とおる)
児童ポルノの問題に詳しい。ほかにも、遺産相続、医療過誤、借地借家問題、刑事弁護、刑事告訴・告発などを扱う。
http://www.okumura-tanaka-law.com/www/top.htm
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● COMMENT ●

>「全裸の少女の絵」を展示した会田誠展は「児童ポルノ」にあたるのか?


絵がポルノであるならば、妄想もポルノであるかの議論も必要になってくるでしょう。


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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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