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 - 2013.02.15 Fri

作家というのは、初期にかならず良い作品を作っています。それが団体展にあるような《第8次元 信仰領域》以下のつまらない作品に転落していきます。

作品というのは、その作家の精神によって作られています。何故に作品がつまらなくなるのかと言いますと、自己模倣に入るからです。自己模倣には、新しさがないのです。そうすると《第8次元 信仰領域》の作品になります。ここでは、良いと思っている人には良く見えて、そう思わない人にはつまらなく見える領域です。

ですから作家本人は、実は自己模倣の中で満足しているし、良いと思っているのです。つまり作家自身では、こうした自己満足からは、なかなか抜け出せません。日本にはこうした例が多いいのです。日本だけでは無くて、世界中に蔓延している人間の生きる罠なのです。

作家は、《第8次元 信仰領域》で満足できれば幸せです。アメリカの共和党と共和党支持者は、《第8次元 信仰領域》の世界にはまり込んでいます。ですから非常に一般性のある心理状態です。これから脱出しない限り創造的な芸術作品を作り得ないのですが、それはそう望むアーティストだけの問題であって、大多数は共和党なるものを生きることが幸せを生きることなのです。

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実はこの《第8次元 信仰領域》には、私自身も陥っていています。自己模倣というのは、売る必要があって制作した作品にはどうしても起きることで、結果として《第8次元 信仰領域》の悪い作品が、マーケットをふらふらと幽霊のように歩くことになります。売るための作品というのは、制作が非常に難しいのです。

こうした困難な状況を脱するために、言語判定法を使った芸術分析というものを私は開発してきたのです。ですから、偶然ではあるのですが、最初に格付けをすることを見つけたのは《第8次元 信仰領域》だったのです。これは弘田一成君の作品を、韓国のアートフェアに出したときでした。日本側は良い作品だと思っているのに、まったく韓国人に通用がしなかったからで、その原因を探すので、格付けと言う方法を編み出したのです。「八流」というのがなんであるのか? ということが分からなかったのですが、同じアートフェアの会場で探したところ、大きな伝統的な水墨画がやはり「八流」だったのです。日本に帰国して「八流」を探して、最初に見つけたのが、武満徹の音楽でした。ご参考までに、有名な「ノヴェンバー・ステップス」を添付しますが、これが「八流」なのです。しかも《想像界》しまなくて、《絶対零度》である《ライト-アート》なのです。良いと思う人には素晴らしく聞こえて、良くないと思う人には良くなく聞こえる音楽です。



実は現代音楽には「八流」は珍しくありません。その代表はジョン・ケージの『4分33秒』です。これも《想像界》しかなくて、《第8次元 信仰領域》で、《液体》音楽です。もちろんこれも《ライト-アート》です。YouTube動画を添付しておきます。ジョン・ケージと言うと、現代音楽の代表に思う方は多いと思いますが、《ライト-アート》の作家なのです。高名さは虚名であって、芸術としては、たいしたものではありません。



繰り返しますが、これらは良いと思う人には素晴らしく聞こえて、良くないと思う人にはつまらなく聞こえる音楽なのです。

心の構造というのは、2枚の合わせ鏡になっています。2枚の鏡がお互いに反射を繰り返すので、無限に見えます。この心的な世界に入ると時空間が無限なので、自分が死ぬ存在であると言うことが自覚できません。つまり防災心理学が問題にする《安全バイアス》という心的な偏見が生まれて、「自分が死ぬとは思わない」ということになります。

この2枚の鏡の前に立って、最初の鏡に映っている自分が《第1次元 社会的理性領域》です。鏡に映っている自分自身、つまり鏡像ではない本物の自分が《超次元》です。

《超次元》=現実存在と、《第1次元 社会的理性領域》=鏡像の2重関係が重要なのです。

ところが2枚の合わせ鏡がつくる鏡像は無限空間なので、《超次元》の現実から逃れて、鏡像の奥深くに逃げ込むという心理が生まれます。2枚の鏡の無限鏡像の中で、2枚目が《第2次元》ですから、8枚目が《第8次元》です。つまりかなり奥の鏡に入り込んでいる状態です。もちろんさらに奥はあります。

いわゆる引きこもりは、この心的な鏡像空間の奥深くに逃げ込むことなのです。多くの男性には、この鏡の奥に逃げ込んで閉じこもっているという心理傾向が、強くあります。もちろん彦坂尚嘉にもありますが、私の場合には自覚的にこの鏡像という心的構造そのものを破壊する努力を重ねてきています。いわゆる修行というのは、そういう鏡像構造を破壊する努力なのです。


つまり《第8次元 信仰領域》の作品に陥ると言うことは、実は心理状態の深い理由によって生まれます。ですから、これを打ち破る必要があります。初期に作っていた良い作品に立ち戻り、初心に回帰する必要があるのです。

方法的には彦坂尚嘉は、幾つもの具体的なテクニックが開発してきています。芸術分析というのはフロイト/ラカンの精神分析を基盤にしているので、作家の人格そのものの分析の上に成立しているのです。その具体的な芸術分析的な制作のメソッドは別の機会にお話ししたく思います。

お約束を守れるかどうかは、疑問ではありますが、少なくとも3回は書くことに挑みたいと思います。できるかな?
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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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