topimage

2017-03

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

リチャード・セラの軽アート性 - 2013.03.02 Sat

297842_293007644063458_519785010_n.jpg

 母里 勤子さんが、次の様にかいています。「現代美術の事が、今ひとつ解釈できていなくて。昨夜、夫とリチャード・セラの話などをしながら・・・。夫のいう現代美術は、どうもジャンルのような?いえ違う・・、歴史の中での位置づけ?美術史に残る残らないではなく・・?」


【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】


 リチャード・セラの作品は、私=彦坂尚嘉は実物もかなりの数を見て来ています。日本に来たものだけでなくて、1981年以来ニューヨークのフェデラルプラザに置かれていたリチャード・セラによる長さ36.6m、高さ3.66mの長大で湾曲した鉄の彫刻『傾いた弓形』 (Tilted Arc) の実物も見に行っています。セラは非常に高く評価されている彫刻家で、全米芸術基金の推薦もあって連邦ビル新築にあたってパブリックアートの制作依頼を受けて、この作品を設置したのですが、プラザを行き交う市民からは交通を遮断してプラザを圧迫して不安な気分にさせる。物陰ができて防犯上危険、鉄錆が風で目に入ったなどの理由から評判が悪く、ついに撤去を求めて裁判が起きて、1989年にセラが自主的に作品を撤去したのですが、私は見たくて、見に行っているのです。

晩年の巨大なカタツムリのように巻いた作品も、実物の展示をガゴシアン・ギャラリーの大個展を見に行っています。もちろん作品集も何冊も見ていますし、紙の黒いドローイング作品も何点も見ています。

こうして見た上ですが、セラの作品を彦坂尚嘉の言語判定法による芸術分析では、《想像界》《象徴界》《サントーム》が無くて、《現実界》だけの《ライト-アート》であると結論づけています。

格付け的には《現実界》だけですが、《超次元》〜《第163万8400次元》まであります。

様態的には《気体》美術です。

カッコ良く見えるのは確かですが、《ライト-アート》であるからです。

鉄の彫刻家であるスペインのエドゥアルド・チリーダと比較すると分かりやすいですが、チリーダの作品は《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》と4界すべてがあって、《ヘビー・アート》であって、セラよりも優れています。

しかし《第1次元 社会的理性領域》から《第6400次元》までしかなくて、その面では《超次元》〜《第163万8400次元》あるセラがすぐれています。

様態はセラが《気体》美術であるのに対して、チリーダは《低温プラズマ》化していて優れています。

というわけで、比較は難しく、錯綜しているのですが、芸術としてはチリーダの方が《ヘビー・アート》で、圧倒的に良いですが、しかし社会的には《ライト-アート》のセラの方が、重要視されるのです。

社会というものは《ライト-アート》の方しか分からないのです。
スポンサーサイト

● COMMENT ●

セラの作品はアートに興味のない人の「とっかかり」としては良い作品だと思いますね。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kb6400.blog38.fc2.com/tb.php/932-395ba039
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

(認知症とわたしたち)病院から出られない 精神科に入院、過去最多5万人 «  | BLOG TOP |  » 三池崇史監督『ヤッターマン』

ブロマガ

月刊ブロマガ価格:¥ 6400

紹介文:

ブロマガ記事一覧

ブロマガを購入する

購入したコンテンツは、期限なしに閲覧いただけます。

プロフィール

New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (85)
6次元アートの限界 (0)
ポストモダンのアメリカ美術 (11)
気体分子ギャラリー (34)
アートスタディーズ163万8400次元 (97)
映画 (31)
日記 (54)
音楽 (84)
海外の《超次元》アーティスト (4)
訃報 (4)
《第6400次元》真性の芸術 (5)
喜劇 (3)
彦坂尚嘉 の作品 (15)
状況と変動 (134)
告知 (81)
作品の発表 (6)
美術系ラジオ (33)
顔 (6)
人間の研究 (35)
芸術分析 (22)
皇居美術館 (0)
自殺 (2)
アニメーション (2)
味覚 (0)
歴史 (3)
復刻:『美術評論』 (1)
独裁者 (1)
第51200次元 (1)
建築系美術ラジオ/建築系美術ラジオ (3)
建築 (6)
美術テレビジョン (4)
オークション (53)
ギャラリーショップ (0)
ウェブショップ (1)
絵画論 (3)
固体の美術 (1)
特上のラップ (3)
異端美術研究会 (1)
アート論 (3)
反復-2007 (0)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。