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沖縄民謡の女性歌手 - 2013.03.26 Tue

沖縄民謡というと、どうしても嘉手苅林昌に代表される男の歌手の方が評価は高いのだけれども、《第1次元 社会的理性領域》にとどまる歌唱で、私にとっては、やや退屈なのである。



いわゆる《1流》というものは、《象徴界》《想像界》の2重性を持った領域で、確かに文化としては格が高い。

琉球王朝という伝統がつくる《1流》の世界として、嘉手苅林昌を理解し鑑賞することは重要なのであって、それは私も認める。前に古い友人の画家と嘉手苅林昌の話をしたのだが、民謡を聴いてきていない人には、こうした《1流》の民謡は分かりにくいという傾向があるようだ。
        【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】 大阪の河内音頭と比較すると明らかなのだが、河内音頭が《想像界》しかない《8流》の音楽であるのに比較して、琉球王朝を背景にした沖縄の音楽には《象徴界》があって、しかも《1流》だから、格段にレベルが上だ。



こういう民謡の比較をしていると、王朝という権力を確立している文化と、大阪という風土が持つ、権力を屹立していない民衆音楽とでは構造がちがうのだ。サザンオールスターズの音楽が《想像界》しかなくい《8流》音楽であるがゆえに、非常に大きな人気を日本の中で勝ち得たというのは、その意味で大阪の民衆音楽である河内音頭との構造的な類似性があるからだと思う。



つまり大阪にはそうした民衆の低さがあって、今日の日本維新の会代表の橋下徹の登場は、そういう下層民衆革命への意思の登場として面白いのだ。



さて、書きたかったのは、沖縄民謡の主流である嘉手苅林昌などの男音楽には、大阪的な民衆の《8流》の低さとは違う《1流》の高さがある。



嘉手苅林昌のその《1流》性を超えて、《超一流》なのが、沖縄の女性歌手である。その中でも糸数カメはすばらしい。私は、どうしても《超一流》の音楽の方が良い。つまり女の文化の超越性の方が好きなのである。



沖縄の女性歌手でもう一人好きなのが大城美佐子です。素晴らしいと思う。彦坂的に芸術分析すれば、《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》があって、《超次元》〜《第163万8400次元》までの重層性がある。つまり黄泉の国までに根をはった音楽性がある。こうした女性音楽の深さが好きなのです。



さて沖縄の女性歌手で非常に評価が高いのが山里ユキです。1937年生まれですから、もう70歳半ばの高齢です。70年代の民謡ブームでは一世を風靡したスターです。



こうした音楽の高さというのは、サザンオールスターズの《想像界》しかない《8流》の民衆音楽とは、決定的に違うのですね。私は、こういう高さと深さを併せ持った厚みのある音楽が好きです。




20130326
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New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

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