topimage

2017-06

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Boulez: "Repons"  - 2013.03.28 Thu



映画監督の大木 裕之さんに、「僕はブーレーズならやはり80年代~「レポン」以降の作品が素晴らしいと感じます・・・」とこのFacebookで教わりました。「レポン」すごいです。彦坂的に言えば《超・高温プラズマ》化していて、新しいです。



ブーレーズの「レポン」2/5です。

ピエール・ブーレーズはフランスの現代音楽家で、今88歳です。この「レポン」は、1981〜84の作品です。

1975年のアメリカ/イギリスがベトナム戦争に敗北して以降、現代音楽は《前衛の停滞》に襲われます。

この中で、果敢に新しい音楽を追究して成果をあげた音楽家の一人がブーレーズであり、そしてその金字塔がこの「レポン」でありました。YouTube動画にある5本すべてをUpしようと思いますが、できるかどうか? 


【続きは下記Read Moreをクリックしてください。】


Boulez: "Repons" 3/5です。この音楽は、IRCAMという、ポンピドゥー・センターの関連組織の電子音響技術を応用した音楽です。つまりこの音楽は、やたらに新しい科学技法が使われているのです。音楽と音響の分野において、科学技術のイノベーションの最先端にいる研究センターがIRCAMですが、の指揮をしている音楽家がピエール・ブーレーズなのであり、その成果がこの「Repons」なのです。



Boulez: "Repons" 4/5です。ピエール・ブーレーズは、ジョン・ケージの偶然性の音楽に反発し、楽曲の細部は不確定ながらも全体の構造は作曲者によって制御される「管理された偶然性」を唱えています。私こと彦坂尚嘉の先生は実は刀根康尚という現代音楽家でありまして、彼から私はジョン・ケージを教えられ大きな影響を受けているにもかかわらず、ジョン・ケージの否定に回り込んできています。私の方法は《規制されたオートマティスム》というものであって、やはり管理の存在を重視します。そのジョン・ケージを否定して、管理の意味を重視することで、私はブーレーズに共感しているのです。



Boulez: "Repons" 5/5です。最近ですと、私は、若い友人の髙橋 克圭さんに刺激を受けています。かれはノイズ・ミュージックを聴いているのですが、私よりも格段にラジカルだし、同時に今日のノイズ・ミュージックに批判的なので、考えさせられるのです。さて話を戻すとブーレーズの音楽は、様々な位相の周期パルスを過剰に組み合わせるもので、その様態は《超・高温プラズマ》化しているものです。ブーレーズの音楽をノイズだと言うわけではありませんが、ノイズ・ミュージックというそのものは、あくまでも様態変化を背景に生まれてきているのです。その視点を欠いた非常階段のような《気体》レベルの表現で、しかも《想像界》と《現実界》だけの音ではどうしようもない遅れなのです。
スポンサーサイト

● COMMENT ●

 いつも楽しくブログを読ませていただいております山口と申します。私は中学生の頃からこの人(たち)の音楽が好きなのですが、

https://www.youtube.com/watch?v=3AAJ5TkjV6s
https://www.youtube.com/watch?v=laGU2JOdj8o

どのような音楽なのか教えて頂けませんでしょうか。お忙しい中恐縮ですがどうぞよろしくお願いします。

Re: タイトルなし

山口 様

ご質問ありがとうございます。


>  いつも楽しくブログを読ませていただいております山口と申します。私は中学生の頃からこの人(たち)の音楽が好きなのですが、
> どのような音楽なのか教えて頂けませんでしょうか。お忙しい中恐縮ですがどうぞよろしくお願いします。

> https://www.youtube.com/watch?v=3AAJ5TkjV6s

上記の音楽には、《想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界があります。
《第6次元 自然領域》の音楽です。
様態は《液体》ですので、近代音楽です。

> https://www.youtube.com/watch?v=laGU2JOdj8o

Chage and ASKA- Pride HDも、同じですね。
想像界》《象徴界》《現実界》《サントーム》の4界があります。
《第6次元 自然領域》の音楽です。
様態は《液体》ですので、近代音楽です。

 ご回答ありがとうございます。
 
 4界があって自然領域の音楽ということは、以前彦坂さんがモーツァルトの記事でおっしゃっていたように

http://kb6400.blog38.fc2.com/blog-entry-833.html

一般人を多層性のある芸術に結びつけるのにはうってつけの音楽ということなのですね。私は彼らの音楽を好きになってからそれまで良さがわからなかったクラシック音楽やロックやブルースを徐々に聞けるようになったので、その理由に合点がいきました。

Re: タイトルなし

山口様

コメントありがとうございます。

>  4界があって自然領域の音楽ということは、以前彦坂さんがモーツァルトの記事でおっしゃっていたように
>
> http://kb6400.blog38.fc2.com/blog-entry-833.html
>
> 一般人を多層性のある芸術に結びつけるのにはうってつけの音楽ということなのですね。私は彼らの音楽を好きになってからそれまで良さがわからなかったクラシック音楽やロックやブルースを徐々に聞けるようになったので、その理由に合点がいきました。

《第6次元 自然領域》というのは、直接性が高いです。この直接性と言っていることが、例えば刃物で肉体を切ると言うような直接性ではどうも無いようなのですが、詳細な研究はまだしていません。

ここに落とし込むのは一つの方法ではありますが、同時にここの欠点としては歴史が形成できません。体験が蓄積していかないのです。

ピカソが、キュビズムの時期の中頃から、つまり総合的なキュビズムと呼ばれる時期から、《第6次元 自然領域》で作品をつくるようになります。一つの解決ではあります。

体験と経験の違い

横から失礼致します。


>>《第6次元 自然領域》というのは、直接性が高いです。

>>ここの欠点としては歴史が形成できません。体験が蓄積していかないのです。

ここでいう体験が蓄積しないという事態は森有正のいう“体験”と“経験”の違いと関係しているものでしょうか?
また体験だけでは歴史が生じないということ、そして体験の直接性も森は指摘していたと思います。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kb6400.blog38.fc2.com/tb.php/970-f979327c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

栃原比比奈個展  第142回気体分子ギャラリー『月水金オークション』 «  | BLOG TOP |  » 1万時間

ブロマガ

月刊ブロマガ価格:¥ 6400

紹介文:

ブロマガ記事一覧

ブロマガを購入する

購入したコンテンツは、期限なしに閲覧いただけます。

プロフィール

New HIKOSAKA 彦坂尚嘉

Author:New HIKOSAKA 彦坂尚嘉
彦坂 尚嘉(ひこさか なおよし、1946年6月26日 - )は、 美術家。立教大学大学院特任教授。日本建築学会会員。日本ラカン協会会員。気体分子ギャラリーを主催。

【著書/出版】『反覆/新興芸術の位相』(74年、田畑書店)、『死に対抗する力』(91年、ギャラリーKURANUKI)、『リノメランコリア』(94年、岡部版画工房)、共著『リベーションの現場』(05年、彰国社)、共著『メディアと精神科医』(05年、批評社)。共著編『皇居美術館空想』(08年9月朝日新聞社)。『彦坂尚嘉のエクリチュール』(08年、三和書籍)、共著『3・11万葉集 復活の塔』(2012年、彩流社)

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (85)
6次元アートの限界 (0)
ポストモダンのアメリカ美術 (11)
気体分子ギャラリー (34)
アートスタディーズ163万8400次元 (97)
映画 (31)
日記 (54)
音楽 (84)
海外の《超次元》アーティスト (4)
訃報 (4)
《第6400次元》真性の芸術 (5)
喜劇 (3)
彦坂尚嘉 の作品 (15)
状況と変動 (134)
告知 (81)
作品の発表 (6)
美術系ラジオ (33)
顔 (6)
人間の研究 (35)
芸術分析 (22)
皇居美術館 (0)
自殺 (2)
アニメーション (2)
味覚 (0)
歴史 (3)
復刻:『美術評論』 (1)
独裁者 (1)
第51200次元 (1)
建築系美術ラジオ/建築系美術ラジオ (3)
建築 (6)
美術テレビジョン (4)
オークション (53)
ギャラリーショップ (0)
ウェブショップ (1)
絵画論 (3)
固体の美術 (1)
特上のラップ (3)
異端美術研究会 (1)
アート論 (3)
反復-2007 (0)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。